HMSが資金調達
2022-10-20 10:00:01

HMS株式会社が3億円の資金調達でAIスマートカメラ『SiNGRAY』の更なる成長を加速

AIスマートカメラ『SiNGRAY』の成長と新プラットフォームの展開



HMS株式会社が手がけるAIスマートカメラ『SiNGRAY』シリーズが、シリーズAラウンドで3億円の資金調達を成功させました。これにより、同社のAIソリューションの進化が期待されています。

HMSは、2018年に福岡市で設立された企業で、ビジョンとして「無限の想像力をテクノロジーで解き放つ」を掲げています。『SiNGRAY』シリーズは、産業用や家庭用のロボット、無人搬送車 (AGV)、工場内の自動検査設備に視覚センサとして採用されており、すでに19,000台を超える販売実績を誇ります。

この実績を背景に、HMSはクラウドベースの新サービス『SiNGRAY NET』を2022年にローンチしました。このサービスは、防犯カメラなどの既存のインターネットカメラをAIセンサー化し、セットアップにかかる時間とコストを大幅に削減できることが特徴です。顔認証、立ち入り検知、異常検知だけでなく、人流や顧客属性の分析など多方面への応用が見込まれています。

資金調達の背景


今回の資金調達は、『SiNGRAY』シリーズのさらなる成長を目的としています。AIソリューションで集積されたデータを活用し、エッジAIとクラウドAIを組み合わせた画像解析プラットフォーム『SiNGRAY NET』の開発を進める計画です。
このサービスは特に、多拠点でIPカメラを使用している企業を主なターゲットとしており、既存の防犯カメラを活用することで、導入コストのトリックを撃破します。

簡単・リーズナブルなAI導入


HMSの新しいプラットフォーム『SiNGRAY NET』は、企業がAI技術を手軽に導入できる環境を整えることに尽力しています。既存のIPカメラとの接続はシンプルで、数十分で設定することが可能です。これにより、初期投資が高いとされていたAI機器や学習プロセスのハードルを大きく下げています。

中期的には、特に中小企業や一次産業でのAI導入を進め、利用を拡大することを目指しています。HMSは、さらなるAIモデルの開発を進めることで、広範囲な業界における活用を拡大する予定です。

技術的な特徴


『SiNGRAY NET』は、エッジとクラウドの協働型AI処理を可能とすることが大きな特色です。これにより、既存のAIサービスとは異なる新しい利用法が提供されなければなりません。多くのAIモデルが準備されることで、それぞれのビジネスニーズに応じた柔軟な導入が可能となります。

社長のコメント


HMSの代表である胡 振程(HU ZHENCHENG)氏は、AIスマートカメラ『SiNGRAY』シリーズの進化について、20年以上の経験をもとに、さらなる製品開発と効果的なソリューションの提供に尽力してきました。中小企業や一次産業に向けて、AI活用の敷居を下げ、より多くの事業者がAI技術を利用できる環境を提供することに意義があると述べています。

HMS株式会社は、AIスマートカメラの開発のみならず、さらなる技術的進化を目指しています。今後も日本の産業界に根付くAIソリューションの提供をお楽しみに。

会社情報

会社名
HMS株式会社
住所
福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目12-12第5グリーンビル4F
電話番号
092-515-9484

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。