新潟の伝統が息づく新商品『星麹(ほしこうじ)』
新潟市を拠点に活動を続ける合同会社アレコレと、老舗酒蔵の笹祝酒造が手を組み、2025年5月10日より新商品『星麹(ほしこうじ)』の販売を開始します。これは新潟の伝統菓子「浮き星」と、米麹を用いた新しい形の和菓子です。
『星麹』の特徴とは
『星麹』は、米由来の材料を使用し、星形をしたサクサクの食感が魅力のお菓子です。新潟市西蒲区の笹祝酒造からのアイデアを受け、共同開発がスタートし、試作を重ねた結果、伝統的な味わいと親しみやすい新しさを両立させました。この商品が多くの人に愛されることを目標としています。
浮き星との出会い
新潟の代表的な伝統菓子であり、かつては多くの製造店が存在した「浮き星」は、今では明治屋ゆかり店の1軒のみが残っています。1899年に創業したこの店で作られる浮き星は、見た目が金平糖でありながら、中には米を原料とするあられが使われていて、軽やかな食感と控えめな甘さが特徴です。
この浮き星の特徴を活かしつつ、麹との相性が良い新しいお菓子として誕生したのが『星麹』です。昔からあるお菓子を新しい形で提供し、日本の食文化を次世代に伝えたいという思いが込められています。
酒どころ新潟と麹文化
『星麹』の製造に欠かせないのが、笹祝酒造の持つ「麹」の技術です。明治32年に創業した笹祝酒造は、地元に密着した酒蔵で、地元民のニーズに応えた「地酒の中の地酒」を提供してきました。特に、米・水・麹からなる日本酒作りに精通しており、麹の魅力や働きを多くの人に伝えるために様々なイベントや教室も行っています。
酒と菓子、両者の持つ独自の文化が交わることで、新潟の魅力がさらに広がっていくことを期待されているのです。『星麹』は、常温で長期保管が可能で、麹が好きな方には特におすすめの新たなお菓子。日本酒が苦手なお子さんやアルコールを避ける方でも、気軽に日本酒の文化を体験できる逸品となっています。
贈り物にもぴったり
新潟の豊かな自然と伝統を感じることができる『星麹』は、自分用はもちろん、ちょっとした贈り物にも最適です。日本の文化を感じることができる味わいで、友人や家族とのひとときに彩りを添えることでしょう。この商品は、健康にも良いとされる麹のパワーに加え、控えめな甘さが親しみやすく、多くの人に愛されることでしょう。
販売概要と今後の展開
『星麹』の缶タイプ(20g)は972円(税込)、袋タイプ(15g)は432円(税込)で、各地の店舗やオンラインショップでの取り扱いも予定されています。特に、浮き星ミュージアム(喫茶UKIHOSHI)や笹祝酒造で直接購入できる他、さまざまなシーンでの展開を目指しています。
今後も新潟の伝統文化を受け継ぎつつ、新たな挑戦を続ける合同会社アレコレと笹祝酒造から目が離せません。新潟の伝統が息づく『星麹』。ぜひ手に取って、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。