南米の森林ファンドに出資
2025-01-20 15:52:41

商船三井、南米森林ファンドに大規模出資で環境保全を促進

商船三井、南米森林ファンドに大規模出資で環境保全を促進



株式会社商船三井(東京港区)は、昨年末に中南米を対象とした「The Reforestation Fund I, LP」(TRF)への出資契約を締結しました。この出資金額は2,500万ドルであり、注文は持続可能な森林管理とカーボンオフセットに寄与することを目的としています。

TRFは、アメリカに拠点を持つBTG Pactual Timberland Investment Group, LLCが運営しています。このファンドは南米における商業植林と原生樹種の森林保護を進め、CO2を大気から除去する取り組みを強化します。また、国際的な環境NGOであるConservation Internationalがこのプロジェクトに関与しており、地域社会への教育機会や雇用創出を支援する体制が整っています。これは生物多様性の保全や水環境の改善といった「コベネフィット」の創出につながるとされています。

特に、TRFが発行するカーボンクレジットは、質が高いと評価されており、既に大手環境企業がその購入契約を結んでいます。商船三井はアジアから初めての参画企業として、この取り組みに加わることで、2030年までに累計220万トンのCO2削減を実現するという社の環境ビジョンを具現化します。

商船三井グループは「BLUE ACTION 2035」という経営計画を掲げ、非海運分野への投資を進めることで社会インフラ企業を目指しています。また、2050年までにネットゼロ・エミッションを達成することも見据えています。このような取り組みを通じて、脱炭素社会の実現に向けた一歩を踏み出しています。

これらの活動は、商船三井が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)と密接に関連しており、特に気候変動対策に対する強い意志を示しています。商船三井はこれからも国際的なパートナーシップを築き、ネガティブ・エミッションの普及を目指すとともに、様々な戦略を持ってCO2削減に取り組んでいく考えです。

商船三井の出資は、環境保全への貢献だけでなく、地域経済の発展にも寄与するものと期待されています。持続可能な森林経営を通じて、多くの利害関係者に対して実質的な利益をもたらすことを目指すこのファンドの今後に注目です。

このように、商船三井は環境負荷の軽減を念頭に置いた戦略的な投資を行い、持続可能な未来に向けた責任ある企業としての役割を果たしていくと見込まれています。


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会社情報

会社名
株式会社商船三井
住所
東京都港区虎ノ門2-1-1 商船三井ビル
電話番号

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