知財図鑑が東京都スタートアッププロジェクトに採択
東京都港区に本社を構える株式会社知財図鑑は、令和7年度の「現場対話型スタートアップ協働プロジェクト」に選ばれました。このプロジェクトは東京都が展開するイノベーション事業であり、行政が抱える具体的な課題に対し、スタートアップの技術と柔軟な発想を活かして解決を目指すものです。
知財図鑑は、東京都水道局経理部が提示した課題「市場調査やマッチング先候補を簡単に調査可能なツール等を導入し、水道局が保有する知的財産権を活かしたい!」に対する提案が高く評価されました。そのため、今回のプロジェクトに採択される運びとなったのです。
この協働事業において知財図鑑が提供するのは、知的財産を理解しやすく翻訳するAIベースのプラットフォーム「ideaflow」です。このツールを活用し、企業や自治体が抱えるプロジェクトの事業開発を支援し、これまでにない新たなビジネスアイデアを生み出します。
具体的には、知財図鑑は以下の取り組みを行います:
1. 水道局が保有する知財の市場調査及びideaflowのさらなる開発。
2. 知財の利用可能性に関するアイデアのデータベース化と可視化。
3. 知財図鑑を通じての情報発信。
これらの活動を通じて、水道局の知的財産を活かすための課題解決を図ることが目的です。これにより、知財の社会実装を進め、行政業務における知財の価値を一層高める仕組みを構築していく考えです。
「現場対話型スタートアップ協働プロジェクト」は、東京都が進めるスタートアップ支援の一環であり、都政現場とスタートアップが連携しながら実証実験を行うことを主眼とした取り組みです。この令和7年度プロジェクトには、合計20件のスタートアップが採択される予定です。
知財図鑑は、今後も行政、企業、研究機関が保有する知的財産を効果的に社会実装し、新たな価値の創造を促進していくことでしょう。今回の採択は、東京都が掲げる「2050東京戦略」の実現に向けた一歩となることが期待されています。関連情報は
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このように、知財図鑑が東京都のスタートアップ協働プロジェクトに選ばれたことは、知的財産の活用促進における意義深い挑戦です。水道局との協力を通じて、今後いかなるイノベーションが生まれるのか、注目が集まります。