看護師働き方調査
2025-05-20 11:21:32

2025年看護師の働き方意識調査結果を公開!満足度と不満の実情

株式会社エス・エム・エスが2025年、全国の看護師を対象に実施した「看護師の働き方に関する意識調査」が注目を集めています。本調査には9,304人が参加し、看護師の職場環境や働き方、さらには環境改善のためのニーズなどが浮き彫りになりました。調査結果によると、現在の職場に対して満足を感じている看護師は62.4%である一方、適切な人員配置に不満を示す看護師は70.2%という現実が明らかになりました。

職場満足度と不満点


多くの看護師が同僚や患者との良好な関係に満足していますが、一方で管理職のマネジメントや人員配置に対する不満が根強いことが分かりました。特に、過去3回の調査からも変わらない傾向として、職場の人間関係に対する満足感と、組織の運営に対する不満感が際立っています。

さらに、退職理由の中で「上司との関係に不満がある」との回答が31.5%を占めており、看護師の勤務環境改善にはこの点が重要であることが示唆されています。退職理由は一見小さな問題から始まる場合が多く、そこにしっかりと耳を傾けることが求められています。

転職に向けた期待


調査では、今後の勤務条件として「常勤(日勤のみ)」を選ぶ看護師が54.5%にも上ります。これは、夜勤を避けて生活のリズムを整えたいというニーズの高まりを反映しています。しかし、常勤(夜勤あり/2交代制)を希望する声も2.2%増加しており、物価高の影響から収入を増やしたいとの願望も見え隠れしています。職場選びの基準としては、勤務時間やアクセス、給与がトップにランクインしており、医療業界で働く上での主な関心事は変わらないことが伺えます。

訪問看護業務への関心


興味深いことに、訪問看護ステーションでの勤務を希望する看護師の割合が29.3%に達しています。特に「在宅医療の社会的意義」「患者さんと向き合いたい」という理由が挙げられ、週に一度の訪問看護が医療を支える新たな必要性として浮上しています。病院勤務とのバランスを求める声も多く、訪問看護業務が今後の看護職の新たな選択肢として位置づけられることが期待されています。

ICT導入の状況


ICTの導入状況についても関心が集まっています。急性期病院では97.7%が看護記録のICT化を進め、業務効率化が進行中です。また、ICT導入がポジティブに捉えられている点も目立ち、「情報を共有しやすい」「カルテ管理が楽になる」といった肯定的な意見が多く上がっています。一方で、手書きの看護記録の複雑さも多くの看護師が直面している問題であるとの指摘があり、ICT化の進展が求められる場面が多いことを物語っています。

ストレス管理研修の必要性


また、職場でのサポートにおいては「ハラスメント相談窓口」の外部設置が最もニーズが高く、「メンタルヘルスケア相談窓口」も多くの看護師から求められています。ストレス管理についての研修は34.1%と最も求められており、労働環境の向上にはメンタルヘルス対策が不可欠と言えるでしょう。

結論


この調査結果からは、看護師の職場環境の改善やキャリア形成への期待が大きく、医療業界が抱える課題についての理解がより深まったと言えるでしょう。今後もこのような調査を通じて看護師の働き方についての意識が具体化されることが期待されます。 株式会社エス・エム・エスは、看護師の職場環境をより良くするために、引き続き調査を行いデータをもとにした政策提言を行っていく方針です。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

会社情報

会社名
株式会社エス・エム・エス
住所
東京都港区芝公園2-11-1住友不動産芝公園タワー
電話番号
03-6721-2400

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。