web3で地域活性化!「YADORIKI-DAO」が目指す日本の原風景の未来
神奈川県足柄上郡松田町寄にある、江戸時代から続く老舗茶園・いしい茶園。七代目の石井久和氏は、伝統を守りながら、未来への展望を模索しています。その取り組みが、Web3技術を活用した地域活性化プロジェクト『ぼくらの絵日記』です。
過疎化が進む中山間地域とWeb3技術
松田町寄は、多くの中山間地域と同様に、過疎化と高齢化が進み、耕作放棄地が増加するなど、衰退の一途を辿っています。しかし、そこには古き良き日本の原風景、美しい茶園が広がっています。この貴重な景観を未来に残したいという強い思いから、『ぼくらの絵日記』プロジェクトは始まりました。
石井氏は、この問題解決にWeb3、特にNFT(Non-Fungible Token)が有効だと考えました。NFTを活用することで、地域課題の解決と未来への投資を両立できる、画期的な試みです。
「YADORIKI-DAO」:地域循環共生圏づくりの挑戦
『ぼくらの絵日記』プロジェクトの中核となるのが、「YADORIKI-DAO」です。これは、ブロックチェーン技術を活用した、地域循環共生圏づくりを目指す日本初のDAO(Decentralized Autonomous Organization)です。
「YADORIKI-DAO」は、4つのステップで地域活性化を目指します。まず、地域の魅力や文化を掘り起こし、新たなコンテンツを創造します。次に、DAOメンバーがそれぞれの特性を生かし、コンテンツを実行します。そして、実行内容を記念したNFTを発行し、世界に向けて発信します。最後に、発行されたNFTを活用し、地域への投資や活性化を図ります。
NFT購入者にとってのメリット
「ぼくらのNFT」を購入することで、以下のメリットが得られます。
地域貢献: NFT購入は、地域活性化への貢献となります。また、購入者には、割引価格でお茶などの地域名産品を購入できる特典もあります。
資産価値向上: NFTは、将来的に価値が上昇する可能性があります。
地域との共創: NFTホルダーは「YADORIKI-DAO」のメンバーとなり、地域課題解決プロジェクトに参加し、達成感や仲間を得られます。
新たな技術体験: NFTを通して、最新のテクノロジーに触れる機会が得られます。
石井久和氏の想い
石井氏は、「代々、丁寧に茶の木を育てていく」という理念を守りながら、新しいお茶の楽しみ方や、自然豊かな茶園の魅力を発信し続けてきました。しかし、単独では限界を感じ、Web3技術を活用した新たな挑戦に乗り出しました。
「ぼくらのNFT」は、現在の景色や文化を記録し、未来へとつなぐだけでなく、新たな仲間と共に、地域に新たな魅力を創造していきます。「YADORIKI-DAO」を通じて、地域と世界を循環させる、持続可能な未来を目指しています。
まとめ
「YADORIKI-DAO」は、Web3技術を駆使した革新的な地域活性化プロジェクトです。NFTを活用することで、地域資源の保護、経済活性化、人材育成など、多様な効果が期待できます。このプロジェクトは、日本の伝統と未来が融合する、新たなモデルとなる可能性を秘めています。
参考情報:
いしい茶園:https://ishiichaen.com/
OpenSea:https://opensea.io/ja/collection/yadoriki-dao