アムジェン株式会社が、5月25日に合わせて甲状腺眼症(Thyroid Eye Disease: TED)に関する疾患啓発キャンペーンを始めることを発表しました。このキャンペーンは2026年5月から実施され、デジタル広告や新しくリニューアルされた疾患啓発サイト「甲状腺眼症.jp」により、多くの人々に甲状腺眼症の重要性について広く周知することを目的としています。
甲状腺眼症は進行性で、自身の免疫系が影響を及ぼす希少疾患です。日本国内には約35,000人の患者がいると推定されています。この病気は主にバセドウ病に関連して発症し、その症状は目に見えるもの(まぶたの腫れや眼球突出)と見えないもの(視力低下や目の奥の痛み)に分かれます。初期段階では目の不調として他の疾患と区別がつきにくく、結果として多くの患者が適切な診断を受けるまでに時間がかかることが問題として挙げられています。
アムジェンが実施したアンケート調査では、多くの人々が甲状腺眼症を知らないという結果が浮かび上がりました。一般の人では83.0%、バセドウ病の患者でも62.9%がこの病気を認識していないと回答しています。さらに、バセドウ病患者の中で目の症状があったにもかかわらず受診しなかった人は39.4%に達しました。これらの結果は、甲状腺眼症に関する情報がまだ十分に広まっていないことを示唆しています。
この新しいキャンペーンでは、元バレーボール女子日本代表の鍋谷友理枝さんを起用し、甲状腺眼症の症状に気づくための動画やバナーを制作。特にインターネットやソーシャルメディアを通じて年間を通じて展開されます。また、鍋谷さんや他の患者の体験談を掲載したコンテンツも新たに公開され、患者やその家族が正しい情報にアクセスしやすいよう工夫されています。
アムジェンは「患者さんのために、今できるすべてを」というミッションを掲げ、医療の無駄を減らすためにも啓発活動を強化しており、正しい情報を広げ、興味を持たせることが治療に結びつくと考えています。
世界甲状腺デーである5月25日は、甲状腺の健康を啓蒙するための日とされており、この日をきっかけに多くの人々が甲状腺疾患への理解を深めることが期待されます。甲状腺眼症は、治療の必要性だけでなく、患者の日常生活にも深刻な影響を与えるため、アムジェンの今回のキャンペーンがより多くの人々に届くことが望まれます。
甲状腺眼症については、視力低下の危険がある自己免疫疾患であり、その症状は非常に多様です。適切な早期診断が行われず、進行してしまうこともあるため、啓発活動は非常に重要です。アムジェンが提供する情報を元に、患者やその周囲の人々が早期に適切な対応を取るための手助けができるよう、この新キャンペーンは大きな意義を持つでしょう。
アムジェン株式会社は、世界最大の独立バイオテクノロジー企業の日本法人として、多くの医療ニーズに応えるため、日々活動を展開しています。疾患啓発を通じて、患者の生活の質向上を目指し続けます。