星のや軽井沢の冬の味覚「山の懐石」
軽井沢の自然に囲まれた「星のや軽井沢」で、この冬、特別な味覚体験が待っています。2024年11月1日からスタートする冬季限定メニュー「山の懐石」は、ふぐの白子やクエ、ジビエなど、冬の恵みをふんだんに取り入れた美食の饗宴です。このダイニングでは、料理を通じて季節感を大切にし、静かな冬の美しさを感じながら、心温まるひとときを楽しむことができます。
「山の懐石」の魅力
「星のや軽井沢」は、「谷の集落に滞在する」というテーマで、まるで自然の中に溶け込むような体験を提供します。そのメインダイニング「日本料理 嘉助」では、厳選された信州産の食材を使った日本料理「山の懐石」を楽しむことができます。この料理は、採れたての山菜や高原野菜、きのこ、そして川魚で構成され、素材本来の味を最大限引き出すことを重視しています。さらに、料理人の独自の視点によって、自然の風景をプレートの上で表現する絶妙な技術が光ります。
初冬の特別メニューの内容
先附 贅千枚
冬の到来を告げる「ふぐの白子」を取り入れた先附です。滑らかな白子豆腐と様々な色合いの大根が融合し、緑大根の爽やかな辛味、黒大根のほのかな苦味、紅大根の甘みが絶妙に調和します。特に、キャビアと生唐墨の組み合わせは、見た目にも美しく、味わいも格別です。
椀物 白吟
雪が積もる冬景色を背景にした椀物。真っ白な生湯葉が浮かび、プライムな「クエ」の真丈が隠れています。口に運ぶと、クエの旨味がじわりと広がり、吟醸酒の酒粕を使った出汁が心も体も温めてくれます。
八寸 信冬州
冬の恵みを贅沢に集めた八寸は、信州の豊かな自然を存分に感じることができる一品です。貴重なジビエである鹿のレバーとドライピオーネの組み合わせは非常にユニークで、口の中で豊かな旨味を感じることができます。さらに、冬に旬を迎える海鼠の食感と香りで、季節感が表現されています。
煮物 聖蘭
大根を柔らかく煮た煮物は、冬の滋味を反映した優しい味わいです。クレソンのほろ苦さと柚子の香りが、素材の甘さを引き立ててくれます。
料金と予約について
この「山の懐石」は、一人21,780円(税・サービス料込み、宿泊料別)で、事前の予約が必須です。星のや軽井沢を訪れる宿泊者専用メニューであり、料理内容は仕入れの状況により変更される可能性があります。
料理長の想い
料理長の池尻順哉氏は、長年の修行を経て、この星のや軽井沢にて料理を提供しています。彼は、地元の素材を最大限に生かした料理を創り出すだけでなく、季節感や土地の文化を織り込んだ美食を追求しています。
まとめ
「星のや軽井沢」の「山の懐石」は、冬の自然の美しさと、食の深い魅力を同時に感じさせる特別な体験です。静けさに包まれた冬の五感を刺激する料理を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか。