渋谷に誕生したデジタルものづくりカフェ「FabCafe」
2012年3月7日、渋谷に新たなクリエイティブなスポット「FabCafe」がオープンしました。株式会社ロフトワークとトリプルセブン・インタラクティブの福田敏也氏が手がけるこのカフェは、レーザーカッターを中心としたデジタル工作機器を利用できる施設です。世界中で広がりを見せる「ものづくり革命」—FAB(ファブ)のムーブメントを感じさせる場として、多彩な体験が提供されます。
ものづくり革命「FAB」とは?
FabCafeは、「FABrication(ものづくり)」と「FABulous(愉快な)」という二重の側面を持つFABのスピリットを体現しています。これは、従来の大量生産や市場中心の価値観から自由になり、クリエイティブな可能性を追求する動きを指します。すでに世界の20カ国以上、50カ所で展開されているこのムーブメントの一環として、FabCafeは渋谷にその拠点を築きました。
FabCafeでできること
FabCafeでは「What do you Fab?」というテーマのもと、訪れる人々が自由に作品を作ることができます。具体的には、iPhoneのケースからアクセサリー、椅子、照明など、多岐にわたるアイテムが自分の手で制作可能です。これらはオープン時からすでに多くのクリエイティブな実験として展開されています。
シリーズ紹介
- - 「What Do You Fab? シリーズ」: 参加者のアイデアから生まれた実験的なアイテム。
- - 「A World in A Sheet シリーズ」: 一枚の板から生まれる立体作品への挑戦。
- - 「FabCafe オリジナルシリーズ」: FabCafeならではのデザインアイテム。
オンラインでも楽しめる
FabCafeでは、物理的な店舗だけでなく、オンラインでも「FAB」を楽しむことが可能です。自分のデザインや素材を選んで、個性的なアイテムを制作・購入できるオンラインショップ機能の実装も予定されており、クリエイティブな挑戦の場がさらに広がっていきます。
クレエイターたちの参画
このプロジェクトには、多くのトップクリエイターたちが集結しています。福田敏也氏をはじめ、イノベーションの先進的な設計を手がける建築家や、著名なグラフィックデザイナーが参加し、FabCafeの魅力を一層引き立てています。また、慶應義塾大学SFCの田中浩也氏もサポートメンバーとして名を連ねています。
店舗の基本情報
- - 店舗名: FabCafe(ファブカフェ)
- - 住所: 東京都渋谷区道玄坂1-22-7道玄坂ピア1F
- - 電話番号: 03-6416-9190
- - Webサイト: FabCafe公式サイト
- - 営業日時: 月曜から土曜9:20~22:00(L.O. 21:30)
- - 定休日: 日曜、祝日
- - 席数: 40席
多様なメニュー
gFabCafeでは、カフェでの飲食と同時に「Fab」体験を楽しむことができます。例えば、カフェラテやマシュマロラテなどのドリンクメニューに加え、レーザーカッターを使った30分のFabチケットやオリジナルアイテムの購入が可能。カフェとものづくりが融合した新しい楽しみ方が待っています。
まとめ
FabCafeは、ただのカフェではなく、新しいものづくりの楽しさと可能性を体験できる場所として注目されています。渋谷の流行の発信地として、地域のクリエイティブな文化を盛り上げていくことに期待しています。