フルリモートでも教育コストを約80%削減!プロクモのBacklog活用法
株式会社プロクモは、フルリモート勤務を実施する中での新入社員教育に革新をもたらしたツール、プロジェクト・タスク管理ツール『Backlog』を導入し、その成果が注目されています。新入社員教育に関する工数を、従来の月35時間からわずか7時間にまで減少させ、効率的かつ効果的な教育体制を確立しました。
バックグラウンドと出発点
プロクモは、「人と企業の人生が変わる瞬間を共に創る」というミッションのもと、Webマーケティング支援やWeb制作を手がけています。全社員がフルリモートで勤務している同社は、業務の見える化と効率的な情報共有を課題として抱えていました。これに対処するため、業務情報を一元管理できるBacklogを採用しました。
導入の成果:業務の見える化
Backlog導入後、プロクモは多岐にわたる業務フローの見える化を達成。これにより、タスクの漏れやダブりを防ぎ、業務の進行状況をリアルタイムで把握できるように。特に新入社員教育については、教育の標準化とテンプレート化を進めました。これにより、どの社員も一定の品質で業務を依頼できる仕組みが整い、教育がスムーズに行えるようになりました。
1. 依頼の標準化とテンプレート化
課題の提出に際しては、フォーマットを整備し、必須事項を設けることで依頼の一定品質を維持しています。これにより、依頼内容のばらつきも抑えられ、無駄な手戻りを防ぐことが可能に。
2. 活用範囲の拡大
導入当初からクライアント案件に限らず、経営や採用業務、新入社員のオンボーディングまで幅広くBacklogを活用。これにより、全社的な業務推進力が向上しました。
3. 教育コストの大幅削減
新入社員教育の過程では、制作フローの整備とWikiの積極的な利用が功を奏し、教育に必要な工数を大幅に削減。新入社員自身が「自ら調べて実行できた」という成功体験を得られることも、早期戦力化の一因となりました。
丸野美咲氏の評価
株式会社プロクモの執行役員である丸野美咲氏は、Backlogをつかうことでチームの業務停滞を見える化し、メンバーとともに解決策を考える文化が育まれたと語っています。また、フルリモート環境でも誰もが一定の水準の業務を進められる仕組みを整えられたことで、教育コストの削減が実現できたのだと感謝の意を示しました。
今後の展望
労働人口の減少が予測される中、プロクモはチームの構成や雇用形態が多様化する時代においても、共通の目標に向かって業務を効率よく進めるための「チームワークマネジメント」を推進していく方針を示しています。今後も、様々な職種や規模のチームがバックログを活用して、そのニーズや環境に応じたサービスを受けられるよう改善を続けていく予定です。
まとめ
プロクモのBacklog導入事例から学べることは、適切なツールを導入することで業務の効率化が実現でき、さらには新入社員教育の負担を軽減することができるという点です。特に、フルリモート勤務が当たり前となった現在、効果的な情報の可視化や教育の効率化は、今後の企業活動において重要な課題であると言えます。