木材廃棄ゼロの挑戦
2025-12-06 23:16:24

木材廃棄ゼロを目指す新しい展示会ブースのデザイン提案

木材廃棄量ゼロを目指す新たな挑戦



展示会業界は、出展後に大量の廃棄物が発生するという悩みを抱えています。その中でも特に木材の廃棄量は、年々増加する一方。特に日本の主要な展示会会場では、約2万トンの木材が毎年廃棄されているとされています。スーパーペンギン株式会社は、この深刻な問題に積極的に取り組むべく、再生板紙を用いた新たな展示会ブースの構法「再生板紙構法」を提案します。この構法は、従来の木材に代わって再生板紙を使用することで木材の廃棄量をゼロに近づけることを目指しています。

新しい構法「再生板紙構法」の魅力



再生板紙は、使用後に再生可能であるため、持続可能なリソースとして期待されています。スーパーペンギンが提案するこの新構法は、木材と同じように設計することができ、デザインの自由度を損なうことなく形状を再現することが可能です。つまり、素材そのものを置き換えるだけで、これまでの製作過程を大きく変えることなく、職人の技術を活かすことができるのです。

もちろん、現状では防炎処理などの工程が必要なため、初期コストが高くなるという課題もあります。しかし、展示会業界内での需要が増えれば、このコストは徐々に下がると期待されています。現在は業界内でこの構法の普及を進めることが、木材廃棄量の削減にとって重要なステップとなっています。

展示会「エコプロ2025」における出展



スーパーペンギンは、2025年12月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2025」に出展します。昨年の経験を基に、プレゼンスペースを設置し、再生板紙構法の自社導入のポイントを詳細に説明する予定です。特設ステージでのセミナーも計画しており、参加者にはこの新しい構法の具体的な導入方法や、エコ社会に向けた展示会のあり方について学んでいただけます。

出展ブースでは、実際の再生板紙構法のデモンストレーションも行われ、来場者が具体的な質感や構造を体験できるようになっています。また、製造や施工に関わる専門のスタッフが常駐し、質問や不明点にも迅速にお答えできる体制を整えています。これにより、業界内の企業同士が連携し、自社でも再生板紙を用いたブースが作れるようになることを目指しています。

代表の竹村が語る想い



スーパーペンギンの代表、竹村尚久は、木材廃棄物の問題に深く心を痛めており、展示会業界の中での持続可能性の向上に取り組む決意を語っています。「展示会場での廃棄物がどれほど大きな問題かを目の当たりにし、この状況を改善したいと考え続けてきました。再生板紙構法は、その第一歩として新たに取り組んできたものです」と竹村は語ります。彼の思いは、業界の企業が共に協力し合うことで木材廃棄量がゼロになる未来を実現することです。

まとめ



スーパーペンギンが展開する再生板紙構法は、持続可能な社会に向けた重要な一歩として、多くの展示会関係者に注目されています。エコプロ2025の出展を通じて、木材廃棄量ゼロを目指すデザインの新たな可能性が広がることを期待しています。展示会業界の今後において、スーパーペンギンの提案がどのように進化し、広がっていくのか。その姿をぜひ会場で実際にご確認いただきたいと思います。


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会社情報

会社名
SUPER PENGUIN株式会社
住所
東京都品川区上大崎3-10-50SEED花房山405
電話番号
03-6417-4497

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