父の日データ分析
2025-06-19 11:50:23

SNSでの父の日の投稿分析、母の日との比較結果を発表

SNSでの父の日の投稿分析、母の日との比較結果を発表



Meltwater Japan株式会社と株式会社ホットリンクは、2025年の父の日に関連するX(旧Twitter)の投稿について丁寧に調査を行いました。この共同調査では、SNS上での消費者行動やトレンドを把握するために、それぞれの言及数やUGC(ユーザー生成コンテンツ)の数を分析しました。

父の日を含む投稿数の変化


2025年の父の日に「父の日」を含む言及数は約59万件に達しましたが、2024年と比べると約10.8%の減少が見受けられました。UGC数についても約7.9万件で、前年と比較して10.4%減少しています。ただし、直近1ヵ月では言及数は昨年よりも約25.6%減少した一方で、UGC数は約6.1%の微増を記録しました。

UGC数の推移


次に、「父の日」を含むUGC数の推移を見てみましょう。2025年1月1日から5月31日までのデータから、UGC数は5月11日(母の日)に一度大きなピークを迎え、その後は少し落ち着くものの、5月下旬から徐々に再び増加する傾向が見られました。これは、母の日を通じて父の日への意識が高まっていることを示唆しています。

熾烈な競争の中での父の日


分析の結果、6月10日以降は日毎に5,000件以上のUGCが投稿され、特に父の日の前日である6月14日には18,929件、当日には78,814件に達しました。このデータから、父の日の直前に消費者の興味が急激に上昇し、当日にはそのピークに達することが分かります。これは、マーケティング戦略が功を奏し、消費者が「父の日」の存在をしっかりと意識するきっかけを作るための重要な要因となります。

母の日との違い


ここで注目したいのが、母の日との比較です。母の日はその当日だけでなく、直近1ヵ月の段階で高い言及数・UGC数を記録しており、それが早期からの議論を引き起こす要因となっています。それに対し、父の日は当日の言及数は少ないものの、直近1ヵ月での言及数はしっかりとした規模がありました。

今後の展望とビジネスへの影響


調査を担当したホットリンク社のアナリストである辻元気氏は、企業が父の日に送り出すプロモーションが少なければ競争も緩やかであるため、逆に企業にとってはビジネスチャンスを生かす絶好の機会があると述べています。「母の日の盛り上がりを利用して、父の日への関心を高めることが今後の鍵」とのことです。

まとめ


この度の調査を通じて、SNS上での父の日と母の日の話題性に大きな差があることが明らかとなりましたが、父の日も十分にビジネスの可能性を秘めています。企業が適切なアプローチを行うことで、この特別な日における消費者の意識を高め、投稿や購買行動の増加に繋げることが可能です。この調査から得たインサイトは、今後のマーケティング活動に大いに役立つことでしょう。


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会社情報

会社名
Meltwater Japan株式会社
住所
渋谷区恵比寿 1-18-18東急不動産恵比寿ビル5F
電話番号
03-4520-7100

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