岡山大学が描く先端研究基盤刷新事業(EPOCH)
岡山大学は、文部科学省が主導する「先端研究基盤刷新事業(EPOCH)」の取り組みを推進しています。このプロジェクトは、日本国内の研究基盤を刷新し、研究者が挑戦しやすい環境を整えることを目的としています。EPOCHは、2026年7月31日に採択された取り組みであり、実施主体は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)です。
本事業の狙いは、第7期科学技術・イノベーション基本計画を背景に、地域の特性や組織の強みを活かしながら、研究環境を充実させることにあります。具体的には、技術職員や研究推進担当者を加えたチームを編成し、共同でリソースを活用できる体制を整えることで、研究設備の整備・共用・高度化を推進します。
なんといっても、2026年9月4日に幕張メッセで開催されるアジア最大規模の分析機器・科学機器総合展「JASIS 2026」において、岡山大学の取り組みが特集されます。では、具体的に岡山大学がどのような研究が行われるのか、2つの核となる研究拠点に注目して紹介します。
微量元素イメージングと年代分析
岡山大学が推進する一つの研究拠点は、考古学や地球科学をベースにした「微量元素イメージングと年代分析共用拠点」です。これにより、環境変化や歴史的遺物の解析などに必要な高度な分析を可能にし、研究者がさまざまな視点から研究を進めることが期待されます。
ヘルスケアを支える研究
また、「セラノスティクス共用拠点」は、ヘルスケアの分野に特化した研究を推進します。現在、医療分野での革新的な研究が求められている中、岡山大学はこの分野での研究機材の充実を図ろうとしています。
ヘリウムリサイクルシステム(He3プロジェクト)
経済安全保障とも関連が深い「ヘリウムリサイクルシステム(He3プロジェクト)」も重要な取り組みです。このプロジェクトは、ヘリウムの安定供給を目指し、国内におけるリサイクル技術の確立を狙っています。これにより、研究を支えるインフラが強化されることでしょう。
SXプラットフォームと新たなシェアリングモデル
加えて、岡山大学は「SX(Shared Transformation)プラットフォーム」という画期的なレンタル・リースプラットフォームも提案しています。この取り組みは、設置費や保守費を抑えつつ、研究機器を共有することで、より多くの研究者が参加できる環境を整えることを目指しています。
学長の意義ある決意
岡山大学の那須保友学長は、今回のプロジェクトが日本の研究基盤の刷新の一環であり、非常に重要な転換点であると強調しています。また、岡山大学だけでなく、全国の大学と協力しながら、真に国を支える研究基盤の構築を目指す意気込みを示しています。
ぜひご来場を!
「JASIS 2026」への参加は、入場料が無料で事前の登録が必要です。この機会に、岡山大学が展開する先端研究基盤刷新事業(EPOCH)の詳細をぜひご確認ください。新しい研究の可能性と共に、岡山大学の取り組みを体感する素晴らしい機会となることでしょう。観覧を心よりお待ちしております。情報は
こちらからも確認できます。