コニカミノルタQOLソリューションズとOA総研、介護業務の新たな支援体制を構築
コニカミノルタQOLソリューションズ株式会社(以下QOLソリューションズ)と、グループ会社であるOA総研が画期的な介護支援システム「HitomeQ(ひとめく)ケアサポート」をサービス付き高齢者向け住宅「メヴィアン」に導入しました。これにより、高齢者向け住宅におけるケアの質向上と業務効率化が目指されています。
導入の背景
「HitomeQケアサポート」は、AIと画像IoT技術を駆使して、データに基づいた新たな介護業務支援を展開します。OA総研が運営するメヴィアンシリーズの特長である「私らしい毎日」を実現するためには、入居者一人ひとりの行動や生活リズムを把握することが不可欠です。この新システムにより、個々のニーズに応じた最適なケアが行なえるようになります。
具体的な効果
1. 安全性とQOLの向上
「HitomeQケアサポート」の導入により、入居者の状態を客観的に把握できるようになり、転倒防止などのリスクマネジメントが強化されます。その結果、入居者のADL(Activities of Daily Living)の維持・向上が期待され、より安全な生活環境が提供されます。
2. 業務効率化
地理的に分散した施設間のデータを比較・分析することで、業務の平準化が図られます。また、スタッフの人員配置の最適化も進むことで、柔軟な人材活用が可能となります。これにより、ケアの質向上と業務負担の軽減が両立されます。
3. 介護人材の育成
データを活用することで、全てのスタッフが一定の基準で質の高い介護を行えるようになります。このシステムを通じて、高い職業能力を持つ介護人材の育成が可能となり、結果的に介護業界全体の貢献へとつながります。
今後の展望
今後OA総研は、介護現場から得られたデータをもとに、さらなる介護業務のデジタルトランスフォーメーションを加速させ、質の高い「快護」を実現していきます。QOLソリューションズも、この事例を生かして、他の高齢者向け住宅への導入を進めていく方針です。
メヴィアンとは
メヴィアンは、入居者の心地良い生活を重視したサービス付き高齢者向け住宅で、各入居者の希望に寄り添ったケアを実現しています。全6施設において、合計422戸の住宅が展開されており、入居者一人ひとりの生活を尊重する仕組みを備えています。
他の施設名と所在地
- - メヴィアン松ヶ丘公園(92戸、千葉県流山市)
- - メヴィアンいずみ中央(50戸、神奈川県横浜市泉区)
- - メヴィアン八千代緑が丘(70戸、千葉県八千代市)
- - メヴィアン小金原(92戸、千葉県松戸市)
- - メヴィアン横浜上大岡(90戸、神奈川県横浜市港南区)
- - おひさまハウス柴又(28戸、東京都葛飾区)
今後、この取り組みにより、介護業界におけるデジタル化が進み、さらなるサービス向上が期待されます。