山中漆器の魅力を発信するデジタル展示会
新型コロナウイルスの影響で対面での商談や展示会が難しくなった2020年以降、山中漆器連合協同組合はオンライン上での新たな取り組みとして「山中塗デジタル展示会」を開催しています。この展示会は、山中漆器の魅力を最大限に引き出し、消費者や新たな取引先に向けて情報を発信することを目的としています。
展示会の特徴
本デジタル展示会には、山中漆器連合協同組合に所属する36社の漆器メーカーが参加しており、それぞれの企業の代表的な商品や魅力を紹介しています。特に特徴的なのは、商品の情報がカテゴリー、素材、金額によって絞り込める機能が充実している点です。これにより、訪問者は自分の興味に合わせた商品を簡単に探し出すことができます。
また、展示会の冒頭では各社のものづくりの姿勢や、商品開発に至った背景を詳述した特集記事が公開されており、訪問者は単に商品を見るだけでなく、その背景にあるストーリーを知ることができます。これは、消費者にとっても大変魅力的な要素となっています。
開催の背景
2020年以降、従来の対面展示会が実施できない中で、山中漆器連合協同組合はウェブを通じて独自の発信の場を設けることを決定しました。この試みは、漆器メーカー同士や新たな取引先との出会いを促進するために生まれました。2020年には各社の紹介を広く行い、2021年からはさらに深い情報提供を目指して特集記事を掲載することに努めてきました。2022年も新たに5社の特集記事が公開され、今後もさらなる魅力の発信が期待されます。
発信活動の展開
山中漆器制作における魅力を幅広い層に訴求するため、山中漆器連合協同組合は2021年10月よりSNSでの活動も活発化しています。InstagramやFacebookなどのプラットフォームを用いて、各メーカーの特色や商品、さらに協同組合の活動を広くシェアすることにより、山中漆器というブランドが世間に認知され、根付くことを狙っています。
組合情報
山中漆器連合協同組合は石川県加賀市山中温泉塚谷町に位置し、理事長の竹中俊介氏が運営にあたっています。詳細な情報やお問い合わせについては、以下の情報を参照ください。
このデジタル展示会を通じて、ぜひ多くの方々に山中漆器の魅力を知っていただけることを期待しています。