山口未桜のデビュー作が注目を集める
2025年の本屋大賞にノミネートされた山口未桜さんのデビュー小説『禁忌の子』。この作品は、全国の書店員が選出した候補作の中に名を連ね、注目されています。発表は2024年4月9日、関心が集まる中、大賞作品が明らかになります。
話題作『禁忌の子』の魅力
『禁忌の子』は、医師である山口さんが描く医療とミステリーが見事に融合した作品です。デビュー作にして第34回鮎川哲也賞も受賞しており、業界内外から多くの絶賛の声が寄せられています。腕利きの書店員がその魅力に惹かれ、様々なメディアで紹介されてきました。
宮部みゆき氏は、「寝不足必至の一気読みをおすすめする」とその面白さを絶賛し、三省堂書店の加藤裕美氏も「もう一度読み返したい」と複雑なストーリーに驚きを隠せませんでした。読む者を虜にするその内容に、読者は期待が高まります。
内容紹介
物語の舞台は、救急医・武田のもとに運ばれた溺死体から始まります。なんとその遺体は、彼と瓜二つ。彼はなぜ死に、二人の関係は何なのかを探る中、旧友の医師・城崎と共に不可解な事件に立ち向かいます。しかし、真相に迫る矢先に、関係者の一人が密室で死亡するという衝撃の展開が待ち受けています。
過去と現在が交錯する中で浮かび上がる真実とは? 医療とミステリが交じり合った作品は、今後の展開にも目が離せません。この物語が持つ緊張感や迫力は、まさに傑作と呼ぶにふさわしいものです。
大賞発表までの期待
『禁忌の子』は、2024年末の「週刊文春」ミステリーベスト10にも名を連ね、話題不足とは無縁の作品です。書店員や読者の支持を受け、今後の展開がますます楽しみになっていることでしょう。
山口未桜さんの作品は、医療をテーマにした本格ミステリとして新たな風を巻き起こしています。まだ読んだことがない方にも、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。今後も彼女の作品から目が離せません。
著者プロフィール
山口未桜さんは、1987年に兵庫県で生まれ、神戸大学を卒業後、医師として活動しつつ、小説執筆にも取り組んでいます。小説『禁忌の子』でデビューし、鮎川哲也賞を受賞したことで、多くの読者の注目を集めています。引き続き、彼女の活動にも期待しましょう。
書誌情報
- - タイトル:禁忌の子
- - 著者:山口未桜
- - 判型:四六判上製
- - ページ数:318ページ
- - 初版:2024年10月11日
- - ISBN:978-4-488-02569-4
- - Cコード:C0093
- - 定価:1,870円(税込)
- - 装画:Q-TA
- - 装幀:大岡喜直(next door design)