高田世界館、クラウドファンディング
2024-07-10 15:32:14

日本最古級映画館「高田世界館」がデジタル映写機更新へ!クラウドファンディングで未来を繋ぐ

日本最古級の映画館「高田世界館」がデジタル映写機更新へ!クラウドファンディングで未来を繋ぐ



新潟県上越市にある、現存する日本最古級の映画館「高田世界館」が、デジタル映写機更新のためクラウドファンディングを開始しました。100年以上続く歴史ある映画館の未来を繋ぐため、地域住民や映画ファンからの支援を募っています。

高田世界館の歩みと現状



1911年(明治44年)に建てられた高田世界館は、城下町・高田で長年映画館として営業してきました。老朽化により取り壊しの危機もありましたが、市民による保存運動やNPOの設立により、2009年に建物が引き継がれ、現在に至ります。

2014年に現支配人の上野氏がUターンで着任し、定期上映が再開。今では全国に広がるミニシアター文化の一端を担う劇場として成長しました。コロナ禍での売上減少も、映画ファンや地域の方々の支援により乗り越え、上映プログラムの多様化などの努力によって、コロナ禍以前の数字まで回復しました。2023年度には過去最高の来場者数を記録しています。

しかし、映画収入だけでは運営費用を賄いきれておらず、見学料や施設レンタル料なども合わせて収益源としています。

突然の映写機故障が更新を加速



今年4月にデジタル映写機が故障。映画館の営業を続けるには、最新のデジタル映写機への更新が不可欠となりました。

デジタル映写機は高価な設備で、前回の更新時にも中古で500万円ほどかかりました。1スクリーンしかない高田世界館にとって、500万円以上の出費は大きな負担です。

クラウドファンディングで未来へ



「高田世界館」は、今回のクラウドファンディングでデジタル映写機交換費用だけでなく、スクリーンの張り替えや物販事業の創設資金も調達し、より質の高い映画鑑賞体験を提供していくことを目指しています。

スクリーンもまた、定期的に交換が必要な消耗品で、現在のスクリーンは相当年数が経過していると考えられます。今回のクラウドファンディングで、数十年ぶりにスクリーンを張り替える予定です。

また、物販事業の創設により、映画上映以外の収益源を拡大し、安定した運営体制を目指しています。オリジナルグッズの販売や、イベントに合わせたコラボグッズの展開なども予定しています。

「高田世界館」を支える、地域と映画ファンの力



高田世界館は、地域住民や映画ファンの温かい支援によって、100年以上もの間、映画文化を繋いできました。

今回のクラウドファンディングは、高田世界館にとって、新たなステージへの第一歩となります。映画館の未来を支えるため、ぜひご支援をお願いいたします。

クラウドファンディング概要

期間:10月31日(木)23:59まで
目標金額:850万円
用途:デジタル映写機交換費用、スクリーン張り替え費用、物販事業創設費用
リターン:3,000円~200,000円
* 詳細:https://motion-gallery.net/projects/takadasekaikan-next


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