2025年度のマンション購入意向者に見る住みたい街ランキング
新築マンションポータルサイト「MAJOR7」が実施したアンケート調査により、2025年度の住んでみたい街が判明しました。この調査は、約66万人のマンション購入意向者を対象に、首都圏と関西圏での人気エリアを取り上げるもので、結果はマンション市場のトレンドを浮き彫りにしています。
首都圏での住みたい街ランキング
首都圏では、昨年に引き続き「恵比寿」が1位に輝きました。続いて2位は「品川」、3位「自由が丘」となっており、交通の利便性や商業施設の充実が評価されていることがわかります。
住んでみたい理由としては、恵比寿では飲食店の多さや洗練された雰囲気、品川は交通の便が良く今後の発展が期待されている点が挙げられています。このように、都市の魅力が居住意向に大きく影響していることが今回のデータから明らかになりました。
その他、目黒、横浜、吉祥寺も人気であり、いずれも商業施設や生活の便利さが評価されています。
関西圏の住みたい街
関西圏での注目エリアは、昨年の2位からランクアップした「西宮北口」です。2位は「梅田・大阪」、3位には「夙川」が入っています。これらの街は、交通アクセスの良さや生活利便性がその評価を支えていることが調査から見えてきます。
例えば、西宮北口は美しい街並みが特徴で、生活環境の質が高いとされています。夙川においても、静かな環境と交通の便が魅力として挙げられます。
ZEHマンションと省エネ性能への関心
調査の中で、特に注目すべき点は「ZEHマンション」と「住宅省エネ性能ラベル」の認知度です。いずれも7割を超え、特に若い世代においてその関心が高まっています。これからのマンション選びや購入において、省エネ性能が重要な要素となっていることが伺えます。
「ZEHマンション」であることや、高い省エネ性能ラベルが求められるのは全体の約7割。具体的には、「多少価格が高くても省エネ・ZEH性能が高いマンションを選びたい」という人は18%、「価格が同等ならこちらを選びたい」という回答も59%を占める結果となりました。
この傾向は、特に「快適な室内環境」や「光熱費の削減」が重視されていることからも見て取れるように、環境への配慮が住まいの選択に大きく影響していることを示しています。
将来を見据えたマンション選び
2025年度の趨勢は、住まいに対するニーズが変化していることを反映しています。その中でも、利便性だけでなく、省エネ性能に対する意識が高まる中、今後のマンション市場はどのように推移していくのか、注目が集まります。
「MAJOR7」は、今後もこのような調査を通じてユーザーニーズを明らかにし、より良い住まい選びをサポートしていく考えです。是非、次回のトレンド調査にも期待していただきたいです。