東京建物株式会社が新たな物流施設の開発に着手します。この冷凍・冷蔵機能を持つ施設は、千葉県船橋市の約5,000㎡の用地に建設され、2027年を目標に竣工を目指しています。
専用のロケーション
本施設は、京葉道路船橋ICからわずか0.6kmの距離に位置し、東京都心からも約20kmという利便性の高い環境が魅力です。首都圏全域への迅速な配送を実現し、特に冷蔵・冷凍輸送の需要を満たす拠点として期待されています。
T-LOGIシリーズの拡充
既存の「T-LOGI」シリーズには、「T-LOGI本庄児玉」や「(仮称)T-LOGI大阪弁天町」があり、これらに続く形になります。物流施設の賃貸ニーズが高まる中、冷凍・冷蔵機能を有する賃貸施設の開発は市場の要望に応える重要な取り組みです。
市場ニーズの背景
近年、食品系EC市場の成長や老朽化した冷凍・冷蔵施設の建て替えが進む中、都市部に近接した物流施設の需要が増しています。このため、東京建物は冷凍・冷蔵機能を持つ賃貸物流施設の開発を強化し、効率的な物流の実現を目指しています。
開発計画の詳細
「(仮称)T-LOGI船橋南海神」は、敷地面積が約4,958㎡、延床面積が約9,917㎡を予定しており、4層のボックス型構造になります。また、BTS(お客様専用倉庫)にも対応可能です。
物流施設の特色
物流業界では、より高機能な施設へのニーズがあります。東京建物は、賃貸物流施設においてCASBEEのAランク取得や、太陽光発電を用いた余剰電力の他施設への送電など、持続可能性を重視した機能も導入しています。こうした付加価値の高い施設が、物流業界における競争力を高める要因となるでしょう。
報告内容のまとめ
2024年11月時点で、東京建物のプロジェクト数は30以上に達しており、その中でも千葉湾岸エリアに位置する「T-LOGI」シリーズには多くの実績があります。今回の新たな開発は、都心配送向けの食品保管ニーズに応えるもので、冷凍・冷蔵機能を実装した賃貸物流施設としてさらに多様なニーズに対応可能です。
物流業界の変革が進む中、東京建物は「とどける人の力になる。」という企業理念のもと、今後も物流施設開発に努めていきます。