DX化支援する大学
2024-10-03 15:38:49

芝浦工業大学が東京都の支援で中小企業のDX化を推進

芝浦工業大学が中小企業のDX化を支援



東京都が実施する「大学と連携したものづくり中小企業のイノベーション支援事業」に、芝浦工業大学が採択大学として選定されました。このプロジェクトでは、大学が中小企業のイノベーションを促進し、デジタル技術を活用した生産性向上を支援することを目的としています。

事業の目的


本事業は、大学と中小企業との連携を深化させ、中小企業の競争力を高めるための取り組みです。特に、DX(デジタルトランスフォーメーション)を通じて、中小企業の製造現場の生産性向上を図り、次世代のイノベーション人材を育成することが求められています。

具体的には、芝浦工業大学は「金属加工現場のデータサイエンスと環境対策支援」というテーマのもと、様々なセミナーや研究会を展開します。これにより、企業の現場で直面している課題に対する具体的な解決策を提供します。

技術セミナーの内容


今回の取り組みの中で実施される技術セミナーは、業界技術者に向けた専門的な教育の場となります。全5回のプログラムでは、加工条件の見直しやデジタル技術の活用方法を中心に学ぶことができます。特に、2024年11月14日から2025年1月16日まで開催されるこのセミナーでは、理論的な知識と実践的なスキルの両方を身につける機会が提供される予定です。

企業と大学の協力


この事業は、複数の中小企業を対象にしたもので、研究会ではそれぞれの企業が持っているセンシングデータを持ち寄ります。参加企業が集合できる場を設けることで、技術者同士が知識を共有し、技能の向上を図れます。これにより、新たな視点から問題を解決するヒントが得られることが期待されています。

SDGsとの関連


さらに、芝浦工業大学はSDGs(持続可能な開発目標)にも寄与する取り組みを行っています。切削油剤の研究成果を基にした環境対策をサポートし、持続可能な製造業の実現に向けた活動にも尽力します。

期待される成果


このプロジェクトを通じて、中小企業の技術者は新たな知識と技術を学習・実践することが可能になります。また、アカデミックと産業界の架け橋としての役割を果たすことで、地域の製造業の強化にも寄与するでしょう。

芝浦工業大学は、未来の製造業界を支えるイノベーション人材を多く輩出することを目指し、今後もこのような取り組みを進めていきます。

会社情報

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