最新リニアホールIC
2024-11-26 10:09:55

エイブリック、業界最速のリニアホールIC「S-5611A」を発表!

エイブリックが誇る新技術、リニアホールIC「S-5611A」



エイブリック株式会社(ABLIC)が、2023年の新製品として「S-5611A」を発表しました。この製品は、特に民生用及び産業用機器向けに開発されたリニアホールICです。環境に優しいエネルギーの利用が求められる中、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの効率的な利用が注目を集めています。これに伴い、効率を向上させるための電気機器の高性能化が求められています。特に、汎用インバータにおける電流センサの精度と応答速度が重要です。

「S-5611A」は、業界最速クラスの応答時間1.25μs(マイクロ秒)を実現した高精度リニアホールICであり、少量の電流変動を高精度で測定できます。これにより、インバータの制御性能の向上が期待されており、エネルギー効率の向上に貢献します。また、低ノイズ性能も特筆すべきポイントであり、0.09μT/√Hzという業界トップクラスの低ノイズ性能を誇ります。

大きな特徴



新しい「S-5611A」にはいくつかの特長があります。まず、高速応答によりエネルギー変換効率が向上し、コア有電流センサとしての役割を果たします。コア有電流センサは、導体に流れる電流に基づいて磁束密度を測定し、電流の大きさを特定します。この機能は、特に産業用の電力機器やモータ制御システムにとって重要です。

さらに、周波数帯域選択機能が搭載されており、ユーザーは400kHz、200kHz、100kHzから選んで動作させることができます。周波数を低く設定することで、ICから発信されるノイズをさらに低減することができ、ノイズの影響を受けやすい環境でも安定した動作が期待できます。

温度補正機能で高精度化



「S-5611A」は、温度による磁気コアの特性変化を補正する機能を保持しています。この機能により、幅広い温度範囲においても高精度な測定が可能になり、基準電圧や動作モードの選択も柔軟に行えます。この技術革新は、特に高温や低温といった過酷な環境での使用を想定した際に、その性能を発揮します。

主な用途


  • - コア有電流センサ
  • - リニア位置検出
  • - 回転検出

環境対応製品として認定された「S-5611A」は、CO2排出削減にも寄与する設計がされています。これにより、持続可能な発展を見据えた製品であることから、市場でも大きな注目を集めるでしょう。エイブリックが推進する「グリーンプロダクツ」としての評価も受けており、環境と性能の両立を実現した先進的な技術は、今後の成長が期待されます。

詳しい製品情報は、エイブリックの公式ウェブサイトをチェックしてください。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
エイブリック株式会社
住所
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。