1982インパクトファンドが挑む社会課題の解決
1982インパクトファンドは、2024年5月の設立と共に、ソーシャルビジネスを推進するための公募を開始しました。このファンドは、根本的な社会課題に取り組む事業者を選定し、支援することを目的としています。その中でも、特に注目すべきは株式会社ANELLA Groupへの出資です。彼らは「保護犬猫の里親探し」と「障がい者への就労支援」という二つの難題に取り組んでいます。
社会課題とその背景
日本では、犬猫の殺処分が減少傾向にあるものの、2023年には約1万匹の命が失われるという現実があります。この状況には、飼い主の放棄、過剰繁殖、衝動的な購入などが影響しており、多くの犬や猫が里親を探せずにいます。また、保護施設は資金不足や人手不足によって、医療や飼育の質を保つことができず、里親探しも困難な状態です。これに加え、物価の高騰や不安定な収入が活動の継続を難しくしています。
さらに、障がい者の就労支援においては、A型・B型の二つの形態が存在しますが、特にB型事業所は雇用契約がなく、柔軟に働けるものの、月額工賃は約16,500円と低く、経済的自立が難しいのが現実です。事業所は福祉的な観点から、収益性に課題があり、定着率も低下傾向にあります。
ANELLA Groupの取り組み
今回出資が決まったANELLA Groupは、保護犬猫ふれあいカフェを運営し、保護犬猫との出会いの場を提供するだけでなく、就労継続支援B型事業所としての機能も持っています。このカフェでは、障がい者がアニマルセラピー効果を享受できるような環境を整え、魅力的な業務を提供することで、就労機会の向上を目指しています。
彼らのビジネスは一見異なる二つの社会課題を同時に解決するアプローチを採用しています。保護犬猫たちにとっての適切な飼育環境と、障がい者に対する安定的な収益基盤の確保が、一緒に実現できるのです。一般的な利用料金で、高い賃金を確保することも可能であり、これが障がい者の定着率を向上させ、保護犬猫の譲渡に繋がる可能性を秘めています。
通常、就労継続支援B型事業所は障がい者の就職や保護犬猫の譲渡が収益減に直結しますが、ANELLA CAFEではこの逆のビジネスモデルが構築されています。これは、非常に革新的な取り組みとして評価されています。
出資と今後の展開
1982インパクトファンドは、この出資を通じて、保護犬猫たちの命を救い、障がい者にとってのやりがいのある職場環境を創出することを目指しています。さらに、このファンドは社会課題解決を志向する企業への支援を継続して行い、その際には資金のみならず、ヒアリングやネットワーキングのメンタリングも提供します。
また、今後は継続的に事業運営に取り組む企業からの応募を受け付け、社会問題を根本から解決するための活動を拡大していく方針です。興味のある事業者は、公式ウェブサイト(https://1982impact.jp)をチェックしてみてください。
ファンド概要
最後に、1982インパクトファンドの基本情報を紹介します。このファンドは、東京都港区に位置し、2024年5月に設立されました。出資者である代表理事は1982年生まれの経済人であり、彼らの成功体験を活かして、さらに多くのソーシャルビジネスを成功に導いていくことを目的としています。彼らのネットワークと知識を生かし、経済人による社会貢献活動の活性化を目指しています。
本件に関するお問い合わせは、1982インパクトファンドの広報担当までお願い致します。問い合わせ先:
[email protected]