2024年度グリーンプリンティング認定制度の受賞者発表
2024年8月30日、一般社団法人日本印刷産業連合会(以下、日印産連)は、グリーンプリンティング(GP)認定制度の受賞者を発表しました。今年度の表彰では、「GP環境大賞」、「GPマーク普及大賞」、「GP資機材環境大賞」の3つの大賞が決定し、表彰式は2024年10月30日に東京・神保町の出版クラブホールで行われる予定です。
日印産連は、印刷業界が持続可能な社会に貢献するために設立された非営利団体で、SDGs(持続可能な開発目標)に基づいた環境配慮を推進しています。このGP認定制度を通じて、印刷産業における環境負荷の低減と、持続可能な発展に向けた取り組みを後押ししています。
GP環境大賞の受賞者
GP環境大賞は、印刷業界における環境配慮の重要性を理解し、積極的に行動した企業や団体を表彰するものです。2023年4月から2024年3月までに、GPマークを表示した印刷製品を最も多く発注した企業が対象となります。今年の受賞者には、株式会社ジェイアール東日本企画や東武鉄道株式会社がGP環境大賞ゴールドプライズとして栄誉を受けました。また、一般印刷部門ではあいおいニッセイ同和損害保険、及び日本航空が、パッケージ印刷部門では株式会社あわしま堂が受賞しています。
GPマーク普及大賞の受賞者
GPマーク普及大賞は、GPマークを表示した印刷物の拡大に最も貢献した印刷会社を会社単位で表彰するもので、オフセット印刷、グラビア・シール・スクリーン印刷、製本・表面加工部門の3つの部門が存在します。NTT印刷株式会社と六三印刷株式会社はゴールドプライズを受賞し、各部門のGPマーク普及大賞の受賞者も続々と発表されました。
GP資機材環境大賞の受賞者
GP資機材環境大賞は、印刷工場の環境負荷低減に貢献する資機材メーカーを対象にしています。今年はキヤノン株式会社が受賞し、環境への取り組みを評価されました。資材部門には該当なしとのことで、再度受賞したメーカーは選考対象外となっています。
環境への配慮と印刷産業の未来
このような受賞は印刷業界における環境への意識を高め、持続可能な生産方法の確立を促進します。また、GPマークは、印刷資材や製造プロセスも含めた環境配慮の象徴であり、その表示は消費者の選択にも影響を与えています。企業は環境に配慮した製品を提供し、顧客の信頼を得ることが重要です。
今後も日印産連は、印刷業界の環境意識を引き上げるため、GP認定制度やGPマークの普及に努めていくことでしょう。これにより、印刷製品のホールディング企業や消費者に対しても、環境配慮の重要性が周知され、持続可能な未来に向けて一歩を進められることを期待しています。
報道関係の方々は、表彰式やその他の詳細について、日印産連に直接お問い合わせいただくことができます。環境に配慮した印刷業界の取り組みを皆で支え、より良い社会を築いていくことを目指しましょう。