シャイン株式会社とオープングループが手を結び新たなデジタル化サービスを提供
シャイン株式会社が日本全国の企業のデジタル化を加速するため、オープングループ株式会社と共創開拓プロジェクトに参画することを発表しました。この取り組みは、オーストラリアに拠点を置くScaleHubとの独占契約を結び、シャインが提供する「デジパス」という紙データ化サービスの対応言語を150以上に拡大するものです。
取り組みの背景
近年、多くの企業が抱える「紙問題」に対処するため、オープングループはシャインの提供するデジタル化サービスに注目してきました。これまで「デジパス」の対応言語は日本語のみでしたが、AI-OCR技術の進化により、より効果的なサービスを提供する必要性が高まっています。
シャインの参画によって、オープングループはScaleHubとの契約を実現しました。これにより、あらゆる文書やFAX、電子メール、PDF文書に対応できる環境が整い、多国籍なクライアントに向けたサービス展開も視野に入れています。
ScaleHubとは
ScaleHubはドイツに本社を置き、オーストラリアにもオフィスを構える文書処理とデータ抽出の専門企業です。AIとヒューマンインテリジェンスの組み合わせによる高度な正確性を提供しており、特に大規模なデータ処理において、その利点を発揮します。具体的には、クラウドソーシングを利用しコストを30%以上削減しつつ、99%以上の高精度でデータ処理を行うことが可能です。
デジパスとの連携
シャインの「デジパス」は、紙帳票をスキャンするだけでデータをデジタル化するサービスです。このサービスは、スキャン後わずか2時間でデータを提供できる特徴があるため、多忙な業務の効率化に寄与します。今回のScaleHubとの提携により、デジパスはこれまでの日本語に加え、150以上の言語に対応することで、輸出入業務や国際的な取引を行う企業への利便性が向上します。
共創開拓プロジェクトの意義
共創開拓プロジェクトは、人手不足という社会的な課題への対策を目的としています。RPAや生成系AIなどの新技術を活用し、企業が抱える生産性の低下を改善することを目指しています。オープングループの長年のノウハウとシャイン、ScaleHubの技術を組み合わせ、新しいソリューションを提供することで、各業界の生産性向上が期待されます。
まとめ
シャインとオープングループの提携は、デジタル化の新たな一歩を示しています。特に多言語対応の「デジパス」は、国際化が進むビジネスシーンにおいて大きな意味を持つでしょう。今後もこの連携を通じて、さまざまな言語と文書形式に対応した効率的なサービスの提供が進むことが期待されています。