DRONE SPORTSが提供する新たな可能性
産業用ドローンの進化が、建設現場にも新しい風を吹き込んでいます。DRONE SPORTS株式会社が鹿島建設株式会社と連携し、独自に開発した国産ドローン『Rangle』をサブスクリプション形式で提供することが決まりました。これにより、両社は点検や調査作業の効率化を図りつつ、コストを抑えた運用を実現します。
『Rangle』の特長
『Rangle』シリーズは、点検や調査作業に特化した設計がなされており、安全性が最大限考慮されています。このドローンは、DRONE SPORTSの専門チームによって企画・開発され、点検や調査に必要な機能を厳選して搭載しています。鹿島建設が評価したのは、過去に200現場以上で実施された確かな実績です。これらの点が、導入の決め手ともなりました。
環境に適応した機種選定
今回導入されるサブスクリプションプランは、大企業向けに設計されたエンタープライズプランです。これにより、鹿島建設は3機種(Rangle5, Rangle mini, Rangle micro)から適切な機体を選択することができます。特に、機体が損傷した場合にも迅速に交換や修理が行えるため、工事現場の厳しい環境下でも安心してドローンを活用することができます。
各機体の特色
『Rangle』シリーズには、それぞれ異なる特性を持つ3種類の機体があります。
- - Rangle5: 直径355mmの球体型で、広範囲のリアルタイム点検が可能。最大12分の飛行時間を誇ります。
- - Rangle mini: 280mmの球体型ドローンとしては最小。狭い空間での使用を想定しています。
- - Rangle micro: 超狭所空間での点検に特化。屋根裏や配管内部など、従来の点検では困難な場所にも対応。
これらのドローンは、ユーザーが必要とする機能をすべて兼ね備えているため、点検業務をサポートする強力なツールです。
サブスクリプションプランのメリット
サブスクリプションプランは、導入の際の初期コストを抑えつつ、最新の技術を継続的に利用できるメリットがあります。さらに、現場の条件に応じた機体選定が可能なため、ユーザーのニーズに応じた柔軟な操縦が実現します。また、充実したトレーニングやメンテナンスサポートも含まれており、安心して運用を進めることができます。
鹿島建設からの期待
鹿島建設はこのプランに対し非常に期待を寄せています。「屋内用ドローン」の有効活用を図る中で『Rangle』シリーズを選定し、国内生産のため迅速なサポートを受けられる点が魅力的だったとのことです。建設現場におけるドローンの活用が広がる中、両社の協力が新たな可能性を生むことは間違いありません。
まとめ
DRONE SPORTSと鹿島建設の提携による『Rangle』のサブスクリプションサービスは、今後の建設業界において重要なステップと言えるでしょう。効率性、安全性、コストパフォーマンスを追求したこの取り組みが、産業用ドローンの未来を切り開く鍵となることが期待されます。