イルグルム、AIエージェント搭載の新しいキャンペーンマネージャーを発表
株式会社イルグルムは、2025年11月28日より、マーケティング・キャンペーン・マネジメント・プラットフォーム『AD EBiS Campaign Manager』にAIエージェント機能のβ版を順次提供開始します。この新しい機能は、マーケティングプロセスの「課題発見」と「施策立案」をAIが支援するもので、正式版リリースへ向けた検証と改善の一環として位置づけられています。
開発の経緯
従来の『AD EBiS Campaign Manager』は、主に“企画プロセス”の構造化に注力していましたが、マーケターの業務範囲は企画立案に留まらず、課題の抽出や要因分析、改善施策の提案と非常に広範です。このような実態を受けて、今回のβ版では、より包括的なマーケティングプロセスをサポートする形へと機能が拡充されています。AIが目標と実績の差異を分析し、有効な施策を自律的に立案する2つのエージェントを新たにリリースしたことにより、分析と施策立案プロセスの自動化が実現します。これによって、専門人材に依存しない再現性のあるマーケティングプロセスの確立を目指します。
2つのAIエージェントの概要
新たに提供されるAIエージェントは、データを基に企業に特有の文脈を考慮しながら、課題の発見と改善施策の検討を自律的に支援します。以下にその機能を紹介します。
1.
課題発見エージェント
AIが実績データと目標の乖離を分析し、取り組むべき課題を自動的に提案します。ユーザーからの指示を必要とせず、「次に注目すべき点」を提示します。
2.
施策立案エージェント
抽出された課題に基づき、過去の施策データを使って有効な改善案を自動的に考案します。複数の施策パターンを提案することで、企画検討にかかる時間を大幅に短縮します。現時点ではアドエビスによる計測データを分析の対象としていますが、今後は各種媒体データとの連携も予定されています。
今後の展望
このβ版は「AIエージェント構想」の第一歩として位置づけられており、今後は要因分析、レポーティング、効果検証などを網羅するマーケティング業務全体を支援するエージェントの開発に注力していく予定です。イルグルムは、AIと人が協力することで、迅速かつ賢明な意思決定をサポートする「次世代のマーケティング基盤」の構築に向け、研鑽を続ける意向を述べています。
代表取締役社長のコメント
CEOの岩田進氏は、AIの進化がマーケターの業務の在り方を根本から変える可能性があると話し、AIを単なるツールではなく共に考える存在として位置づける重要性を強調しました。新しいマーケティングの形を築くための第一歩として、このβ版の提供を開始すると述べています。
サービスの詳細
- - サービス名:AD EBiS Campaign Manager【課題発見エージェント/施策立案エージェント】
- - 提供開始日:2025年11月28日(金)より順次β版を提供
- - 価格:AD EBiS Campaign Managerは月額25,000円(課題発見エージェント、施策立案エージェントのβ版は標準機能に含まれ、追加費用なし)
- - サービス紹介動画:こちら
- - お問い合わせ:こちら
アドエビスについて
アドエビスは、精度の高いデータを駆使して広告効果の測定を支えるプラットフォームであり、ユーザーのプライバシーにも配慮した計測データを提供します。このようなデータ分析を通じて、企業が進むべき方向を示しています。
企業情報
株式会社イルグルム、設立は2001年6月4日で、本社は大阪府大阪市北区に位置します。
マーケティングAI事業やコマースAI事業を展開しており、今後も引き続き市場への影響を与える企業として成長することを目指しています。公式ウェブサイトは
こちら。