オラクルの新しいAI機能で業務効率化
2024年9月12日、ラスベガスで開かれたOracle CloudWorldにて、オラクルはクラウドアプリケーション「Oracle Fusion Cloud Applications Suite」に新たなAI機能を追加したことを発表しました。この革新的な機能は、業務効率の向上やワークフローの自動化を実現することを目的としています。
オラクルは、50以上の新しいAIエージェントを含む、様々なAI機能を統合しました。これにより、財務、サプライチェーン、人事、営業、マーケティング、サービスなど、幅広い分野での生産性向上が期待されています。
オラクルのアプリケーション開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるスティーブ・ミランダ氏は、同社が完全に統合されたテクノロジー・スタックを提供する唯一の企業であることを強調。顧客が最新のAI技術を迅速かつ容易に利用できる体制を整えていると述べました。
新しいAI機能の特徴
新たに導入されたAI機能は、特に作業の自動化と意思決定支援を重視しています。新しいエージェントは、反復的な業務を効率よく行うことで、従業員がより戦略的な業務に集中できる状況を作り出します。さらに、AIを通じて特定のビジネスプロセスや役割に基づくパーソナライズされたインサイトやコンテンツも得ることができます。
財務プロセスの最適化
Oracle Cloud ERPは、資金予測や管理レポート作成を改善するための新機能を追加。AIによるモデルを活用し、リアルタイムでの資金予測を可能にしています。結果として、経営層は迅速かつ合理的な意思決定を下すことができるようになります。
スキルマッチングの向上
人事関連のAI機能では、スキルに関するインサイトを強化することで、人材のビジネス優先順位に基づくマッチングが可能に。AIによって人材スキルのカタログが自動的に更新され、企業は常に変更に対応できる体制を築くことができます。
生産性向上に寄与するSCM
Oracle Cloud SCMでも新しいAI機能が追加されており、生産効率や運営パフォーマンスを向上させるようになっています。リアルタイムのインサイトを基に、組織全体が効率よく課題解決に取り組む環境を整えています。
最後に
オラクルは、これらのAI機能を無料で提供しており、顧客は追加費用なしで新技術を享受できます。Oracle Fusion Applications Suiteは四半期ごとにアップデートが行われ、常に最新の情報を適用していくことが可能です。オラクルは、業界全体でのイノベーションを促進し、ビジネス環境の変化に柔軟に対応できるようサポートを行っています。この新しいAI機能により、組織の業務はより効率的・効果的になることでしょう。詳細については
オラクルの公式サイトをご覧ください。