高校生企業の挑戦
2021-01-21 11:50:56
新たな形の高校生企業「カオスな株式会社」の挑戦とは
高校生たちの新たな挑戦
コロナ禍の影響で生活様式が大きく変わる中、鹿児島、東京、名古屋、神奈川、富山に住む5人の高校生たちが手掛ける「カオスな株式会社」が注目を集めています。彼らは共通の趣味であるゲームを通じてオンラインで出会い、今ではエンジニアとデザイナーとして協力し、フリマサービス「pasuke」を立ち上げました。今まで一度も顔を合わせたことがなくとも、デジタル環境を活用し、独自のビジネスを展開する彼らの姿勢は、まさに新しい時代の象徴と言えるでしょう。
必要とされるフリマ市場
最近ではパソコンやスマホが日常生活に欠かせない存在となっており、それに伴い、フリマアプリの需要が急成長しています。経済産業省の調査によれば、2012年に登場したフリマアプリの市場規模は2018年には6392億円に達しています。また、パソコンや周辺機器の需要も増えており、特にゲーマーからの支持が高まっています。このような背景が、「カオスな株式会社」にとってのビジネスチャンスを生み出しています。
独自なフリマサービス「pasuke」
「pasuke」は、パソコンとスマホに特化したフリマサービスです。地方に住んでいる人でも豊富な商品を手軽に楽しめるオンラインマーケットを目指しています。手軽さと商品へのアクセスのしやすさを追求し、わずか1年間のリモート作業で開発されました。彼らのビジョンは、いわば「オンライン秋葉原」として、すべてのお客様に新しい選択肢を提供することです。
先行するオンラインコミュニティ
フリマサービスの提供に先立ち、彼らはパソコンやスマホ愛好者が集まるオンラインコミュニティも設立しました。このコミュニティは、参加者同士が自由に意見を出し合い、新しいアイデアを生み出す場所として機能しています。この取り組みを通じて、人々の交流を深め、より多くのクリエイティブなプロジェクトが誕生することを期待しています。
地元愛と高校生起業家の情熱
代表の寺園 諒雅(てらぞの・りょうが)さんは、地元鹿児島の未来に向けて新たな道を切り開こうとしています。彼は中学校時代から鹿児島の地方創生を強く考え、地方での新しいビジネスモデルの構築を目指しています。「ストレスフリーで楽しくモノ作りができる環境を提供したい」と語る彼にとって、地元の問題を解決することが最も重要なミッションです。
未来志向の展望
新型コロナウイルスの流行は、私たちの働き方や生活スタイルに大きな変化をもたらしました。今後、ますますパソコンやスマホの需要が高まることは間違いありません。「カオスな株式会社」は、この流れを受けて、柔軟にサービスを展開し続けるという意欲を示しています。新しい時代に適応したビジネスを通じて、彼らはこれからも革新を追求し続けることでしょう。
彼らの今後の活動に期待が寄せられる中、地元鹿児島から全国へと波及するための努力が続けられています。これからも彼らの挑戦は、多くの人々にインスピレーションを与えていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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カオスな株式会社
- 住所
- 鹿児島県姶良市西餠田1996番地16
- 電話番号
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