クオンタムリープベンチャーズの新たな挑戦
クオンタムリープベンチャーズ(QXLV)が、アフターコロナ時代に向けたスタートアップ支援として、1号ファンドを設立しました。このファンドは、資金面に限らず、各種の事業開発をサポートするスタートアップスタジオによる支援も行うことが特徴です。
設立の背景
クオンタムリープベンチャーズは、2019年に設立された企業で、元ソニー会長の出井伸之氏が代表を務めるクオンタムリープ株式会社から独立した古谷健太郎氏がCEOを務めています。このファンド設立は、コロナウイルスの影響で人々の生活様式が変わる中、新たな価値を提供するベンチャー企業の創出が求められる環境において、スタートアップ企業を支援することを目的としています。
1号ファンドの詳細
新設されたQXLV投資事業有限責任組合は、2020年5月に設立され、規模は約10億円を予定しています。主な出資者にはインキュベイトファンドが名を連ねており、同社の代表である赤浦徹氏は、古谷氏や豊田裕文氏に強い信頼を寄せています。
赤浦氏は、スタートアップの成功には明確なビジョンを持って事業に取り組む姿勢が求められると語り、新たな事業を生み出す環境を後押しすることがファンドの目指すところだとしています。
クオンタムリープベンチャーズの方針
このファンドは、資金提供だけにとどまらず、事業開発やプロダクト開発においても無償でのハンズオン支援を行います。こうした総合的な支援により、投資先企業の飛躍的な成長を目指しています。コロナによる現在の環境を逆境と捉え、そこから新たなスタートアップが誕生することを引き続き期待しています。
経営陣のプロフィール
共同代表の古谷健太郎氏は、過去にいくつかの海外ベンチャー企業の立ち上げに携わり、クオンタムリープ株式会社での経験を活かしながら新たな挑戦を始めました。もう一人の共同代表、豊田裕文氏も、公認会計士としての経歴を経て、スタートアップ投資の分野で活躍しています。
未来に向けた期待
最高顧問の出井伸之氏は、現在の社会が新たなパラダイムシフトを迎えているとし、AIやIoTといったテクノロジーの導入が今後のビジネスモデルを変容させるだろうと語ります。クオンタムリープベンチャーズは、未来のスタンダードとなる新たなビジネスを生み出すため、サポートを惜しまない姿勢を持っています。このファンドの活動が、日本発のスタートアップのグローバル展開を促進することに期待が寄せられています。
クオンタムリープベンチャーズの概要
- - 名称:クオンタムリープベンチャーズ株式会社
- - 設立:2019年3月
- - 所在地:東京都港区六本木7-15-7 SENQ六本木802
- - 資本金:38,990,000円
- - ウェブサイト:QXLV公式サイト
アフターコロナにおける新たなビジネスの動きが期待される中、クオンタムリープベンチャーズのファンドがどのように活躍するのか、注目が高まります。