カリフォルニアで夢を追い求める日本人女性醸造家、平林園枝さんが手掛けるワイン『シックス・クローヴズ』の新ヴィンテージ、2024年版が販売を開始しました。これは、彼女にとって重要なマイルストーンとなる出来事です。
平林園枝氏のワイン造りの原点
平林さんは、昔ながらの発酵文化に根ざした家庭に育ちました。祖父は味噌醤油問屋、祖母は造り酒屋と、幼少期から発酵に触れる環境に恵まれていました。彼女がニューヨークの日系商社で働いていた時に運命的にワインの魅力に引き込まれ、「醸造家になる」という強い決意を固めました。その後、名門カリフォルニア大学デービス校でブドウ栽培と醸造を学び、2011年にその門を卒業。フルーティでエレガントなワインを造る技術を習得しました。
大学卒業後は、多くの有名ワイナリーでの研修を経て、ナパのチェッカーボード・ヴィンヤーズやニュージーランドのクスダ・ワインズ、さらにはチリのモンセカーノでの経験を積みました。異国での醸造の現場は簡単ではなく、様々な困難に直面しましたが、彼女はそれを克服し、2018年には自身のワイナリー『シックス・クローヴズ』を設立しました。
2024ヴィンテージの特徴
平林さんが手掛ける2024ヴィンテージは、特に素晴らしい出来栄えです。理想的な気象条件のもと、ブドウは健康的に育ち、素晴らしい風味が実現しました。このワインは、すぐに楽しむこともできれば、十分な熟成のポテンシャルを秘めています。生き生きとした酸味と深い風味がしっかりと共存しており、ワイン愛好者にはたまらない一品と言えるでしょう。
『シックス・クローヴズ』の哲学
平林さんは早くからカリフォルニアの商業的ワイン造りに対して疑問を持っていました。彼女は「健全に育てられたブドウを使用し、余計な手を加えずに丁寧にワインを造ることが、素材のポテンシャルを引き出す」という信念を持つようになりました。彼女の哲学は、ブドウの持つ個性を最大限に生かしたワイン造りを行うことで、多くの飲み手に独自性あふれるワインを届けることです。
名前の由来とその意義
『シックス・クローヴズ』という名前は、平林家の先祖が使っていた屋号に由来しています。平林家では、6つの丁子があしらわれた家紋が受け継がれており、この名前には発酵ビジネスへの敬意が込められています。これは彼女が受け継いできた伝統と遺産を大切にする思いを象徴しています。
2024ヴィンテージの詳細
- - 商品名: シックス・クローヴズ リンダ・ヴィスタ・ヴィンヤード シャルドネ 2024
- - 産地: アメリカ、カリフォルニア、オーク・ノール・ディストリクト・オブ・ナパ・ヴァレー
- - ブドウ品種: シャルドネ100%
- - 醸造・熟成: 天然酵母でのフレンチオーク樽発酵後、11ヶ月の熟成
- - 希望小売価格: 12,000円+税
また、他の2種のワインも同時に発売。どれも独自の特長を持つ珠玉の作品です。
これからも平林園枝氏の挑戦を応援し、彼女の作るワインに注目し続けましょう。