立命館大学学生が挑むDX支援「Palette」の全貌
滋賀県草津市に拠点を置く株式会社irodoriが、立命館大学の現役学生である寺田安来氏を代表に迎え、小規模スクールに特化したオーダーメイドDXクラウド「Palette」の二次募集を開始しました。これは、学習塾やスポーツスクールなどの教室運営を支えるシステムで、現場のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
Paletteの開発背景
「Palette」は、教室運営者からの「事務に追われて本来の指導に専念できない」といった声に応える形で生まれました。これまでの一次募集においては、5教室を3日で確保する大きな反響があり、現在は法人向けの開発も進行中です。今回の二次募集は2026年2月の「Palette for Schools」、4月の「Palette for Business」リリースに向け、現場での検証を重ねる重要なステップとなるでしょう。
Paletteの特徴
Paletteは、「アナログな教室運営に寄り添うDXパートナー」として、小規模スクール向けに生徒情報や保護者連絡先、出欠管理、請求など、これまで分散していた情報を一元化します。つまり、教室が日々行っていることをそのままアプリに落とし込む形で、従来の業務を簡素化します。
現場のヒアリングを重視し、その教室特有のルールを明確に整理してからシステムを設計するため、実用性の高いものとなります。全ての機能を一度に提供する大規模システムではなく、まずは現場で最も手間となっている業務から優先的に自動化していくアプローチを取っています。
AIを活用した開発
このシステムの開発には、AIを駆使したコード生成技術が利用されています。従来は数百万円以上かかっていたオーダーメイド開発を、短期間・低コストで実現。これにより、小規模スケールでも導入しやすい状況を整えています。
料金プランについて
Palette for Schoolsは、年契約制の3つの料金プランを用意しています。初期費用がかからず、月額料金のもとで簡単にシステム導入が可能です。
1.
Standardプラン(月額4,980円):基本機能を揃え、小規模教室に適したプラン。
2.
Advancedプラン(月額9,800円):外部ツールとの連携が可能で、高度な自動化を図れます。
3.
Enterpriseプラン(月額22,000円):完全オリジナルの自社アプリ開発ができるプランです。
二次募集に向けた展開
現在、Paletteは試験導入フェーズにあり、実地での工数やエラー修正の検証を続けています。先行導入の受付は定員になり次第終了するため、興味のある方はお早めに申し込みをすることをお勧めします。
教室運営で感じる不安や困難をともに克服し、技術の恩恵を得る絶好のチャンスです。寺田氏は「現場にフィットするDXを実現したい」と意気込み、学生たちが持っている可能性と情熱は、きっと多くの教室に新たな息吹をもたらすことでしょう。
概要
- - サービス名:Palette(パレット)
- - 内容:小規模スクール向けオーダーメイド教室管理システム
- - 提供形態:クラウドサービス(Webアプリ/スマホ対応)
- - 正式リリース予定:2026年
- - 公式サイト:Palette for Schools
まとめ
立命館大学の学生たちが生み出すDX支援サービス「Palette」は、小規模スクールの状況を大幅に改善する可能性を秘めています。時代の変化に対応したこのプログラムが、教室運営に革命をもたらす日も近いかもしれません。