アルフレド・ジャー展:広島
2023-06-30 10:00:04

広島市現代美術館:アルフレド・ジャー展―第11回ヒロシマ賞受賞記念―平和へのメッセージ

広島市現代美術館でアルフレド・ジャーの大規模個展開催!



広島市現代美術館では、2023年7月22日から10月15日まで、第11回ヒロシマ賞受賞記念 アルフレド・ジャー展を開催します。2020年の開催予定から延期となっていた本展は、現代美術作家アルフレド・ジャーの日本初の大規模個展として注目を集めています。

ヒロシマ賞とアルフレド・ジャー



1989年に創設されたヒロシマ賞は、美術を通して平和に貢献した作家を表彰する広島市の賞です。世界各国の美術館長や美術評論家などからなる推薦委員会と選考委員会による厳正な審査を経て、3年に1度受賞者が決定します。

アルフレド・ジャー氏は、チリ生まれ、アメリカ在住の現代美術作家です。歴史的事件や社会的不均衡をテーマに、綿密な調査と取材に基づいた作品を制作することで知られています。写真、映像、インスタレーションなど多様な手法を用い、社会問題を人々に訴えかけてきました。1995年には広島市現代美術館で開催された「ヒロシマ以後」展にも参加しており、広島とは深い繋がりがあります。

展覧会の内容



本展では、ジャー氏の代表作に加え、広島をテーマにした新作も展示されます。特に注目は、2013年発表の《Music (Everything I know I learned the day my son was born)》の広島版です。広島で生まれた新生児の産声が作品の一部として取り入れられており、現代社会におけるヒロシマの意味を問いかける力強い作品となっています。

関連イベントも充実



展覧会期間中には、アルフレド・ジャー氏とテート・モダンの中森康文氏による対談、学芸員によるギャラリートーク、アートナビゲーターによるツアーなど、様々な関連イベントも予定されています。これらのイベントを通して、ジャー氏の作品世界をより深く理解することができるでしょう。

広島市現代美術館について



広島市現代美術館は、1989年に開館した全国初の現代美術専門の公立美術館です。建築家・黒川紀章氏の設計による建物は、比治山公園の緑豊かな自然の中に位置し、過去から未来への時間の流れを表現した独特のデザインが特徴です。

まとめ



アルフレド・ジャー展は、現代美術を通して平和へのメッセージを発信する貴重な機会です。ジャー氏の鋭い視点と、広島という土地との関わりが織りなす、忘れがたい展覧会となるでしょう。ぜひ、広島市現代美術館へ足を運んでみてください。

展覧会概要

展覧会名: 第11回ヒロシマ賞受賞記念 アルフレド・ジャー展
会期: 2023年7月22日(土)~10月15日(日)
開館時間: 10:00~17:00 (入場は閉館30分前まで)
休館日: 月曜日(9/18、10/9は開館)、9/19(火)、10/10(火)
観覧料: 一般1,300円(1,000円)、大学生950円(750円)、高校生・65歳以上650円(500円)、中学生以下無料 ※()内は前売り及び30名以上の団体料金
主催: 広島市現代美術館、朝日新聞社
後援: 広島県、広島市教育委員会、中国放送、テレビ新広島、広島テレビ、広島ホームテレビ、広島エフエム放送、尾道エフエム放送
協力: Kenji Taki Gallery、SCAI The Bathhouse

会社情報

会社名
公益財団法人広島市文化財団
住所
広島県広島市中区加古町4-17
電話番号
082-244-0750

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。