子どもの変化と親の対応
2023-08-02 11:00:03
子どもの変化に親は気づけている?日常の変化への対応と専門家への相談
子どもの変化に親は気づけている?日常の変化への対応と専門家への相談
近年、子どものメンタルヘルスへの関心が高まっています。特に、夏休み明けの子どもの自殺が多いという現実を踏まえ、日常生活における子どもの変化に親がどれだけ気づき、適切に対応できているのかが問われています。
ポルムス株式会社が実施した調査では、小学生から中学生の子どもを持つ親1007人を対象に、日常生活における子どもの変化に関する実態が明らかにされました。
子どもの変化への気づき
まず、調査では、普段の生活の中で子どもの様子がいつもと違うと感じた経験があるかを尋ねました。その結果、半数以上(51.1%)の親が「ある」と回答しました。
具体的な変化としては、「元気がない」「学校からの帰宅時の表情や声のトーンが違う」といった、些細な変化に気づく親が多いことがわかりました。
変化の原因を尋ねる難しさ
子どもの様子に変化を感じた際に、その理由を直接尋ねることができたかという質問では、約8割(81.7%)が「聞けた」と回答しましたが、残りの約2割(18.3%)は「聞けなかった」と回答しました。
「聞けなかった」と回答した親に理由を尋ねたところ、「子どもが話してくれなかった」という回答が最も多く(54.3%)、次いで「親があまり干渉しない方が良いと思ったから」(41.5%)という回答が続きました。
これは、子どもが親に打ち明けにくい悩みや問題を抱えている可能性を示唆しています。
変化への対応
子どもの様子に変化を感じ、その理由がわかった親に対して、どのような対応をしたかを尋ねたところ、「何か対処した」と回答した割合は78.8%でした。
具体的な対応としては、「担任の先生に連絡した」「じっくり話を聞いた」「抱きしめて安心させた」など、子どもの気持ちを受け止め、寄り添う対応が中心でした。
一方、「対処できなかった」と回答した親(21.2%)の理由としては、「親があまり干渉しない方が良いと思ったから」(53.2%)が最も多く、「子どもが自身で解決したから」「何をすれば良いか分からなかったから」といった回答も目立ちました。
良き理解者としての自覚
最後に、親自身は子どもにとって良き理解者であると考えているかを尋ねました。
「良き理解者であると思う」と回答した親は62.5%でしたが、「良き理解者になりきれていないと思う」と回答した親も18.7%いました。
また、「専門家に子どもの良き理解者になってもらうこと」については、約8割の親が肯定的な意見を示しました。
まとめとyoridocoro
今回の調査から、多くの親が子どもの変化に気づき、対応しようと努力しているものの、うまく対応できないケースも存在することがわかりました。
子どもの問題解決は、親だけでは難しい場合もあります。そのため、専門家のサポートが必要となるケースも考慮すべきでしょう。
ポルムス株式会社が提供するオンラインカウンセリングサービス「yoridocoro(よりどころ)」は、様々な分野の専門家が在籍し、子どものメンタルヘルスに関する相談にも対応しています。もし、子どものことで悩んでいる場合は、専門家の力を借りるのも一つの選択肢です。
会社情報
- 会社名
-
ポルムス株式会社
- 住所
- 宮城県仙台市青葉区花京院1-2-15仙台ソララプラザ3階
- 電話番号
-
022-380-8046