WOTA株式会社は、2023年に本格的な資金調達を行い、シリーズCラウンドでの優先株式を含むさまざまな手法を用いて資金を集めました。代表取締役の前田瑶介氏が率いるこの企業は、水不足や人口変動に効率的に対応するための新しい水インフラの構築を目指しています。今後の水問題解決に向け、持続可能な社会を築くために必要な取り組みを加速させる考えです。
水資源は今や限られたものであり、2030年には世界中で40%の人々が水不足の危機に直面すると予測されています。特に先進国では上下水道の財政問題が浮上し、解決策が求められています。WOTAは、これに対して小規模の分散型水循環システムを提案しています。これが成功すれば、水不足に強いインフラの新基準が打ち立てられるでしょう。
WOTAは、2025年夏に「分散型水循環システム導入ファンド(Water 2040 Fund)」を設立し、日本各地の自治体を対象に持続可能な水インフラの構築を支援しています。このファンドは役務提供だけでなく、計画策定から運用管理まで広くサポートを行います。
自治体からの反響も非常に良好で、2025年の募集締切時には20000世帯以上の申込が寄せられ、目標を遥かに上回る結果となりました。現在は、エントリーされた自治体とともに、分散型水循環システムの計画策定を進めています。
さらに、WOTAは2023年12月に災害時の水供給体制を強化するため、「JWAD(Japan Water Association for Disaster)」という自治体間の広域互助プラットフォームを設立しました。この取り組みにより、国難級の災害が発生した際にも生活用水を迅速に被災地に届ける体制づくりを進めています。すでに47都道府県のうち21道府県と協定を結び、全国的な支援体制の強化を図っています。
WOTAは、資金調達に際しても様々な投資家からの支援を受けています。従来の優先株式の発行に加え、SMBC日興証券の特定投資家向け銘柄制度を利用した資金調達を行い、国の水問題に大きな影響を与える管理型のファイナンス手法を取り入れています。今回の資金調達は、新しい技術や革新的なサービスが水の問題解決の鍵になるという強い確信を持つ投資家たちから支持を受けてのことでもあります。このような多様なアプローチによって、WOTAは水問題の解決に向けた取り組みをさらに進めていくことでしょう。
今後もWOTAは小規模分散型水循環システムの社会実装を進め、持続的な水供給を実現し、地域社会及び国内外における水問題の根本的な解決を目指します。これにより、次世代に引き継がれる持続可能な水インフラの確立に貢献していく所存です。