Zeveroとさくら酒店、サステナブルな日本酒文化創造に向けた業務提携
株式会社Zeveroと株式会社さくら酒店は、持続可能な日本酒文化の普及とカーボンフットプリント削減に向けた業務提携を開始しました。この提携は、AIを活用した革新的なアプローチで日本酒業界にサステナビリティの波を起こす、画期的な取り組みと言えます。
提携の背景:グローバルな視点と日本酒への情熱
さくら酒店は、全国各地の70以上の酒蔵と直接取引を行い、独自のプライベートブランドを展開する日本酒専門商社です。20か国以上への輸出実績を持ち、オンライン販売や飲食店への卸売、日本酒イベントの企画運営など幅広い事業を展開しています。一方、Zeveroは英国発祥の企業で、AIを活用した炭素会計プラットフォームを提供し、脱炭素化に向けた支援を行っています。グローバル市場での豊富な実績と先進的な技術が、今回の提携の大きな柱となっています。
両社は、サステナビリティへの意識の高まりを受け、海外市場での日本酒ブランド価値向上を目指しています。Zeveroの国際的な知見と、さくら酒店の広範な流通ネットワークを組み合わせることで、日本の酒蔵が国際的なサステナビリティ基準を満たせるよう支援体制を構築します。
具体的な取り組み:AIと国際的な知見
今回の業務提携では、以下の具体的な取り組みが予定されています。
AIを活用した炭素会計プラットフォームの導入: ZeveroのAI搭載プラットフォームにより、さくら酒店が扱う日本酒のCO2排出量を精緻に測定・分析します。生産から消費に至るまでの過程におけるエネルギー使用量や排出源を特定し、効率的な排出削減戦略を策定します。
グローバルな知見を活かしたPCF(Product Carbon Footprint)算定の推進: Zeveroは、英国のクラフトビールメーカーへの支援実績を活かし、さくら酒店の日本酒におけるPCF算定を支援します。これは、製品のサステナビリティを数値化し、新たな付加価値として訴求するための重要なステップとなります。
今後の展望:サステナブルな日本酒文化の醸成
両社は、今後も連携を強化し、国内外でサステナブルな日本酒文化の普及に尽力していきます。特に、環境意識の高い海外市場への対応として、カーボンフットプリント削減に取り組む日本酒ブランドの拡充を図ります。さらに、Zeveroの炭素会計プラットフォームを通じて、日本の酒造業界全体への支援拡大を目指し、持続可能な発展に貢献していきます。
企業プロフィール
さくら酒店: 2013年創業の日本酒専門商社。全国の酒蔵と直接取引を行い、独自のプライベートブランドを展開。輸出、オンライン販売、卸売、イベント企画など幅広く事業を展開。「日本酒であなたの笑顔をつくります」を企業理念に掲げ、持続可能な社会の実現を目指しています。
Zevero: 英国発の企業。AIを活用した炭素会計プラットフォームを提供し、企業のネットゼロ実現に向けた取り組みを支援。グローバルに20カ国以上のクライアントにサービスを提供し、高い実績を誇ります。
この業務提携は、日本の伝統産業である日本酒と、先進的なサステナビリティ技術の融合による、新たな可能性を示すものです。今後、両社の取り組みが、日本酒業界ひいては日本の持続可能な社会創造に大きく貢献することが期待されます。