日清製粉が新たに持つ理念と未来への挑戦
日清製粉株式会社(社長:山田貴夫)は、5月26日に開催された「未来展望フォーラム」にて、新コンセプト「その想いに、小麦粉でこたえたい。」を発表しました。この新たな取り組みは、水島工場の竣工を契機として策定されたもので、企業が掲げる「食文化創発カンパニー」としての未来への決意を示しています。
小麦粉を中心に据えた新たな食文化の創造
小麦粉は、世界のさまざまな料理に使われる非常に汎用性の高い食品素材です。日清製粉は、これまで小麦粉を通じて多様なおいしさや食の楽しさを提案し、食文化の発展に寄与してきました。新コンセプトには、同社がさらに創意工夫を重ねて、お客様と共に新しい食文化を積極的に創出・普及させていくという願いが込められています。
また、日清製粉は北米(アメリカ、カナダ)、オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)、アジア(タイ)など、さまざまな国で事業を展開しており、新しいコンセプトを国内だけでなく、海外の拠点にも共有することで、グローバルな価値の向上を目指します。
フォーラムの実施内容と今後の展望
「未来展望フォーラム」では、日清製粉がこれまでお世話になった関係者に新しいコンセプトを紹介し、社長が今後重点的に取り組むテーマについてプレゼンテーションを行いました。具体的には、以下のような内容に焦点を当てました。
- - 食文化創発の実現力: 水島工場や米国Miller Milling Companyの最新技術の導入
- - 食文化創発の最前線: アミュリアやWise Wheatによる国内外の健康市場の創造
アミュリアは高食物繊維の小麦を100%使用した商品であり、日清製粉は日本で独占的に輸入・販売しています。一方、Wise Wheatはオーストラリアの子会社が展開する商品で、こちらも高食物繊維を含む小麦粉です。また、フォーラムではAIを用いた「工場見学ツアー」が実施され、水島工場の技術が紹介されました。来場者にはアミュリアを用いたパンや菓子の試食も行われ、実際に新しい日清製粉の魅力を体感してもらいました。
食文化の未来を牽引する存在へ
日清製粉は、今後も進化を続け、お客様と共に新たな食文化を創発し続ける意志を持っています。新しい理念が、食の楽しさや健康に寄与することを信じて、より多くの人々に小麦粉の魅力を伝えていくことで、食文化を豊かにしていくことでしょう。この挑戦にご期待ください。