関西大学が実施する新しい卒業式について
関西大学は今年度、伝統ある卒業式を新たなスタイルで実施することを発表しました。卒業生にとって特別なこの日をより一層記憶に残るものとするため、大学の品格と伝統を重視しながらも、斬新な取り組みを取り入れています。
卒業式の日程と概要
学部卒業式は3月19日(水)に、学位(修士・専門職)記授与式は3月21日(金)に千里山キャンパスで行われる予定です。学部卒業生は午前の部と午後の部に分かれ、それぞれ約3,500名と3,100名が参加します。一方、学位記授与式には約700名の修士課程の生徒が出席します。
新たなセレモニーの導入
今年から、卒業式の冒頭に大学旗入場のセレモニーが導入されることが特に注目されています。これは、主に関東圏の大学で見られる伝統ですが、西日本においては比較的新しい試みです。このセレモニーは、学生たちが母校に誇りを持つ瞬間を演出すると同時に、中高生にとっても憧れの存在となるような印象を残すことを目的としています。さらに、紫紺のランウェイとカーペットが敷かれ、卒業生総代がその上を歩くことによって、まるでプロの舞台のような華やかさを演出します。
フォトスポットの設置
卒業生たちが思い出に残る瞬間を撮影できるように、キャンパス内にはいくつかの卒業記念フォトスポットが設けられます。特に、悠久の庭などの美しいスポットでの記念写真は、特に人気が出そうです。また、大学院生にはアカデミックガウンの着用が推奨され、なんと先着300名には無料で貸し出される特典もあります。
高橋智幸学長の思い
高橋智幸学長は、この新しい卒業式のスタイルを考案する過程で、「卒業生々に関大人としての誇りを持ってもらうと同時に、中高生に夢と憧れを抱いてもらいたい」という強い思いを持っていたと語っています。このような想いが、卒業式に新たな色を加えることになりました。
まとめ
関西大学の新しい卒業式は、ただのセレモニーではなく、卒業生の成長と未来を祝い、さらには次世代を担う中高生に夢を与える重要な機会となっています。今後もこのような新たなスタイルが注目されることは間違いありません。生命感あふれるこの日は、卒業生一人一人の心に深く刻まれることでしょう。