小麦粉の世界を学ぶ出張授業
製菓を学ぶ高校生たちに向けた特別な出張授業が、東京と香川で開催されます。本授業は、スイーツ甲子園のスピンオフイベントとして、製菓に欠かせない「小麦粉の世界」をテーマにしています。参加者は、ニップンの技術者や著名なパティシエから直接学び、スイーツ作りに関する新たな知識を深める貴重な機会となります。
開催日は、8月31日(土)に武蔵野東高等専修学校(東京都)、続いて10月22日(火)には坂出第一高等学校(香川県)で行われる予定です。どちらの学校でも、全国規模で開催されるスイーツ甲子園に応募したものの、予選や決勝に進出できなかった生徒たちが対象です。これは、参加者に大会の魅力を伝えるための特別なイベントです。
小麦粉の基礎と製菓技術
授業では、ニップンの東部技術センターと西部技術センターの専門家が、様々な小麦粉の種類、成分、さらに製粉工程について詳細に解説します。参加者は、小麦粉の色合いや風味、食感の違いを実際に感じることができ、製菓を学ぶ上での材料への理解を深めることを目指します。
レクチャーの後には、Ryouraのオーナーパティシエである菅又亮輔氏によるスイーツデモンストレーションも行われる予定です。菅又シェフは、ニップンの小麦粉製品を使用した独自のスイーツを披露し、その技術や創意工夫を間近で見ることができます。これは、参加者が学びを実感できる貴重な体験です。
菅又亮輔氏の紹介
菅又亮輔氏は、フランスで修行を経て、国内外で名を馳せる有名なパティシエです。彼は、高校卒業後にお菓子の道に入り、26歳で渡仏してから3年間、フランス各地で技術を磨いてきました。帰国後は「ピエール・エルメ サロン・ド・テ」でスー・シェフを務め、エルメ氏からは技術だけでなく、創造性や感性に関する多くを学びました。2015年には自身の店「Ryoura」を開店し、その後も数多くのスイーツ甲子園で審査員を務めています。
スイーツ甲子園について
スイーツ甲子園は、産経新聞社が主催し、貝印が特別協賛する、日本の高校生パティシエたちが集まる全国的なイベントです。この大会は、お菓子作りが大好きな高校生たちの夢を応援し、技術の向上を目指す場でもあります。出張授業を通じて、参加者は新しいスイーツの可能性を広げることを期待しています。
出張授業「小麦粉マイスターへの道」への参加は、製菓に対する情熱を深めたい高校生にとって、見逃せないチャンスです。参加を希望する生徒たちには、ぜひこの貴重な機会を活用してもらいたいと思います。