小豆島とスペインが織り成すオリーブの味
最近、オリーブオイル市場で注目を集めているのが、香川県小豆郡小豆島町の井上誠耕園が新たに提供する「エキストラヴァージン緑果オリーブオイル」です。これは、井上誠耕園とスペインの提携農場によって生み出された、特別なオリーブオイルであり、11月8日からの発送が予定されています。
スペイン産オリーブオイルの誕生背景
井上誠耕園は80年以上にわたり、小豆島でオリーブ栽培に取り組んできました。その中で、約20年前にスペイン・アンダルシアのルケ家と出会ったことが、今に至るまでの道筋を築きました。ルケ家は300年の歴史を持ち、数世代にわたりオリーブの栽培を続けています。
両者は、オリーブの豊かな恵みをより多くの人々に届けるため、国境を越えた協力関係を築いてきました。この絆は、両家が共有する「農業の尊さ」と「次世代への伝承」という志によっても強化されています。
ピクアル種の特性と希少性
「緑果オリーブオイル」に使用されるのは「ピクアル種」のみです。この品種は抗酸化成分であるポリフェノールが豊富で、健康にも良い影響を及ぼすと言われています。しかし、近年、スペインでは干ばつの影響でこの品種の栽培が難しくなってきており、栽培農家も減少しています。そんな中、井上誠耕園が提携するルケ家は、高度な技術を駆使して高品質なオリーブを作ることに成功しているのです。
日本の食卓に寄り添うオリーブオイル
「緑果オリーブオイル」は、爽やかな香りとすっきりとした味わいが特徴です。特に、若いオリーブを使っているため、フレッシュな果実感を楽しむことができます。料理に使うと、辛みや苦みが爽やかなアクセントとなり、和食や生の食材とも絶妙にマッチします。例えば、牡蠣やカブを使った料理にかければ、一層の旨みを引き出します。
商品情報と販売について
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商品名: エキストラヴァージン緑果オリーブオイル
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内容量: 180g/450g
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価格: 180g:1,965円(税込)、450g:4,611円(税込)
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発送予定: 11月8日(土)~
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販売方法: 井上誠耕園の直営ショップまたは通信販売
詳しい情報は
こちらのリンクからご覧いただけます。
井上誠耕園の歴史
小豆島は、古くから海の要所として栄えてきた地域です。井上誠耕園は昭和15年からこの地で農業を営んでおり、初代園主の井上太子治氏がオリーブと柑橘の栽培を始めました。現在は三代目の井上智博が中心となり、約160名のスタッフで生産から販売までを手掛けています。多くの人に愛されるオリーブオイルを提供し続ける井上誠耕園の活動は、今後も注目が集まることでしょう。