福岡で盛り上がったアプリコンペ2025の最終審査会
2025年11月26日、福岡市にある複合商業施設「MEINOHAMA STEPS」で、全国から927名の学生が集まった「アプリコンペ2025」の最終審査会が行われました。本コンペは、大学生と専門学生を対象としたアプリのアイディアコンテストであり、今年で5回目を迎えました。応募者は、地元の人々を笑顔にするアプリをテーマに多彩なアイディアを提案しました。
アプリコンペの概要
「アプリコンペ」は、学生たちが持つ創造力を活かす場として設立されました。今回は、「ビジネス部門」と「アイディア部門」の二つのカテゴリーが用意され、それぞれ異なる視点からアイディアが募集されました。特にビジネス部門では、実現可能なビジネスに繋がるアイディアが求められ、アイディア部門ではより自由な発想が奨励されました。
審査プロセスでは、まず書類審査が行われ、選ばれたチームが現役エンジニアのメンターと共に最終的なブラッシュアップを行いました。こうした厳密な審査を経て、最終的には7チームがプレゼンテーションを行い、4名の審査員の評価を基に受賞作品が決定されました。
受賞作品の紹介
ビジネス部門の受賞者
- - 最優秀賞: 同志社大学および横浜国立大学の「ライン幼稚園」チームによる「SUBCUL QUEST」。このアイディアは、外国人観光客と日本人学生をマッチングする新たなプラットフォームを提案しています。
- - 優秀賞: KCS福岡情報専門学校の「bnn」チームの「農業サポート」。このアプリは、近くの農業バイト情報をリアルタイムで提案する機能を持っています。
- - シャボン玉石けん賞: 徳島大学の「A2研究室」による「タートルウォーク」。このプロジェクトは、実際のビーチクリーン活動を通じてアプリ内のウミガメを育成するコンセプトです。
アイディア部門の受賞者
- - グランプリ: KCS福岡情報専門学校「3にする」チームの「homeplace」。大型商業施設で子供の迷子を防ぐ見守りサービスを提案しました。
活動の振り返りと参加者の声
当日のイベントは非常に盛況でした。参加者アンケートでは、全体満足度が5段階中平均4.05という高評価を得ました。参加者からは、企業との対話を通じて多くの学びがあったというコメントが寄せられました。「自分たちのプランの評価を明確にでき、有意義な参加となった」との意見もあり、非常に充実した経験となったようです。
協賛企業の紹介
本コンペには、
株式会社サワライズと
シャボン玉石けん株式会社が協賛し、審査員としても参加していただきました。株式会社サワライズは不動産開発など多角的な事業を展開しており、シャボン玉石けん株式会社は無添加石けんの製造・販売を行っています。特に、シャボン玉石けん賞を受賞したチームには同社の製品がプレゼントされるなど、支援が行われました。
最後に
株式会社エスシーシーの代表、春日邦彦氏は、このようなコンペティションを通じて学生たちが未来を切り開く力を持つことを期待しています。技術革新やビジネスの新たな可能性を模索する場を提供することで、学生ともども成長していく未来を見据えています。今回は、来年以降のアプリコンペの更なる発展に期待が寄せられます。