三豊市で市民大学設立
2022-04-27 14:20:02

地域活性化の新たな拠点!三豊市に市民大学が誕生

香川県三豊市で新たに設立された市民大学「瀬戸内・暮らしの大学」は、地域の経済や文化を呼び込む一翼を担う存在として期待されています。近年、この地域では観光名所の父母ヶ浜の人気により、様々なローカルスタートアップが生まれ、地域の経営者と外部の若手人材が協力し合って活気が溢れています。

特に昨年オープンした宿泊施設「URASHIMA VILLAGE」は、地域の企業が共同で設立したもので、ウッドデザイン賞の最優秀賞も受賞。このような取り組みが、多くの宿泊施設の新設を促し、関係人口や移住者の増加にも繋がっています。

一方、教育分野でも新しい動きが見られます。2021年に開始された「みとよ探究部」は、中高生が地域の産業や課題解決に目を向け、自らプロジェクトを進める機会を提供しています。このように、地域全体が教育と経済の振興に力を入れています。

「瀬戸内・暮らしの大学」は、年齢や居住地に関係なく、地域住民が生涯学習を楽しむことができる場として設計されています。教室は河田タクシーの旧事務所をリノベーションしたものを使用し、地域内の様々な場所がキャンパスになります。例えば、観音寺の空き家や自然豊かなビーチも学びの場として活用される予定です。

大学では、春、夏、秋、冬の4学期制を導入し、それぞれ異なるテーマのクラスが開講されます。いつでも入学可能で、休学や復学も自由。参加者は自分のペースで学びたい内容を選び、習得したことを発表する機会も提供されます。

また、この大学は生徒が教える側にも回ることができるユニークな構造を持っています。「教え合うことで学びが深まる」、この理念のもと、地域の伝統や職人技といった知識を次世代に伝える場も提供されます。

運営には、三豊市と観音寺市を中心に18の企業と個人が参加しており、各界での専門知識を活かした学びの場が設計されています。再生エネルギー企業やエンターテイメント企業も参加し、地域と外部の知識を融合した新たな教育モデルを構築しています。

さらに、慶應義塾大学や東京大学の鈴木寛教授がプロジェクトに参画し、アカデミックな観点からもサポートを行います。彼の学生たちも参加し、中高生と地域の大人たちの交流の場としても機能することでしょう。

先進的な市民大学を提供するために、東京での成功例を持つプロデューサーも参画し、授業内容や運営方法に知見を寄せています。

今後のプランとして、2022年6月にはオープンキャンパスを開催し、興味のある方々が体験授業を受ける機会も提供されます。地域活性化と学びの融合を目指すこの試みは、参加者に新しい体験を提供し、さらなる地域の発展に寄与することを目的としています。詳しい情報は公式ウェブサイトで確認してください。

このように「瀬戸内・暮らしの大学」は、地域が一体となって新たな学びのコミュニティを形成し、持続可能な地域社会の構築に寄与することを目指しています。さらに多くの人々がこのプロジェクトに参加し、地域の魅力を学び合うことで、香川県三豊市に新しい風を吹かせることでしょう。

会社情報

会社名
暮らしの大学株式会社
住所
香川県三豊市仁尾町仁尾辛35番地3
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。