就活生のSPI検査事情
2025-10-07 08:35:33

就職活動に迫るSPI性格検査の影響と対策の実態調査

2025年就活生のSPI性格検査への認識調査



株式会社Synergy Careerが実施した調査によると、2025年卒や2026年卒の就活生の多くがSPIの性格検査を選考において重要な要素と考えています。本調査は、200名の新卒大学生を対象に行われ、主な結果は以下の通りです。

調査結果の要約



1. SPI性格検査の影響認識
57%の就活生が、SPI性格検査が合否に非常に影響する、またはやや影響すると回答。多くの学生がこのテストを重視していることがうかがえます。

2. 対策状況
約43%の学生がSPI性格検査について特に対策をしていないことが判明。問題集を使って準備する学生もいますが、未対策の割合は高いです。

3. 企業への回答姿勢
約42%の学生が企業に合わせて回答する意識を持っていることが分かりました。一方どのように答えるかで迷っている就活生が多いようです。

4. 能力検査の重視
54%の就活生が企業は性格検査よりも能力検査を重視していると考えており、選考における重要性が示されています。

背景



近年、企業は選考プロセスにおいてSPIの性格検査を積極的に取り入れており、学生の性格や価値観を評価する一環として利用されています。この調査は、就活生がこのテストについてどう考えているかを明らかにするために行われました。

調査概要


  • - 対象: 2025年卒・2026年卒の就活生246人
  • - 調査期間: 2025年10月2日〜2025年10月4日
  • - 方法: インターネット上でのアンケート
  • - 有効回答数: 200人

詳細結果


1. SPI性格検査が選考に与える影響


調査では、非常に影響する(19.5%)とやや影響する(37.5%)と回答した就活生が合計で57%に達しました。この結果から、SPI性格検査が選考において重要視されていることが分かります。一方で、あまり影響しない(10%)や全く影響しない(8%)とする回答も一定数見られ、学生によって捉え方に差があることが分かりました。

2. 対策の実態


43%の就活生が「特に対策していない」と回答しました。問題集を使って準備する学生は47人ですが、全体から見ると数は少なく、4割以上が対策を怠っていることが問題視されます。これはSPI性格検査の重要性を理解しながらも、行動に結びつけていない層が存在していることを示唆しています。

3. 回答姿勢の変化


SPI性格検査を「企業に合わせて答える」とした学生が42%に達しており、多くの就活生は戦略的な回答を意識していることが浮き彫りになりました。一方、28%の学生は性格に正直に答えることを選び、意見が二分されています。これからも、学生たちの間で自然体での回答と戦略的な回答への葛藤が続くでしょう。

4. 能力検査の重視


54%の学生が企業は才能や能力を重視していると感じており、能力検査に対する意識が高いことが見て取れます。この傾向は、性格検査の重要性が問われる中で、就職活動における判断の基準に影響を与えています。

総括


この調査は、就活生がSPI性格検査に対して持つ認識と、実際の対策に関するギャップを明らかにしました。就活生はテストの重要性を理解しているものの、十分な準備を行っていない現状が見えてきます。また、企業の選考基準に対する意識も、学生の間での理解にバラつきが生じていることが分かりました。

株式会社Synergy Careerについて


就職活動に関するリアルなデータを収集・分析し、調査レポートとして発信しています。自身のキャリア形成に役立つ情報を提供することを目的としています。詳しくは、就活総合研究所をご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社Synergy Career
住所
大阪府大阪市北区梅田2丁目5-13桜橋第一ビル304号
電話番号
06-7526-9931

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