Cellidが新たに発表したARグラスモデル
東京を拠点に活動するCellid株式会社が、目を引く新しいメガネ型ARグラスのリファレンスデザインモデルを発表しました。新たに登場した2つのモデル、グリーン単色のエントリーモデルとフルカラーモデルは、それぞれ異なる特性を持ちながら、いずれも拡張現実を提供する新時代のデバイスです。
1. グリーン単色モデルの特徴
このモデルは、Cellidが世界に先駆けて量産化を実現したプラスチック製ウェイブガイドを搭載しています。シンプルでありながら、5Mピクセルのカメラと802.11ax Wi-Fiのサポートにより、AI技術との組み合わせに強みを発揮します。これにより、軽量でありながら高性能を実現しており、企業のデジタルトランスフォーメーションから日常生活での活用まで、幅広いシーンでの利用が期待されています。
2. フルカラーモデルの特徴
次に紹介するハイエンド向けフルカラーモデルは、ガラス製のウェイブガイドを採用し、高解像度かつ高輝度による映像品質を特徴としています。12Mピクセルのカメラと最新のWi-Fi7に対応し、ARを活用した複雑なプロジェクトやXRプラットフォーム開発に最適です。このモデルの提供は2026年1月から予定されています。
技術の進化とデザイン
両モデルには、Cellidの蓄積された技術とパートナー企業の製品開発経験が結集されています。特に、従来のARグラスのイメージを覆すスタイリッシュなデザインや使用に応じた高い実用性が評価されています。360度の視野角を実現し、最大3000nitのMicro-LEDプロジェクターにより、情報が明瞭に表示されるだけでなく、使用者の自然な視界も確保されています。
Event Participation 予定
Cellidは、これらの新しいARグラスを展示するため、以下のイベントに参加予定です:
- - XR Kaigi 2025 (2025年12月1日~3日) - Cellidは京セラとの共同出展を予定しています。
- - ものづくりワールド (2025年12月3日~5日)
- - CES 2026 (2026年1月6日~9日)
これらのイベントでは最新のARソリューションを体感することができます。
CEO白神賢の展望
Cellidの代表取締役社長である白神賢は、次世代のARグラスの実現に向けた意気込みを語りました。
「AR技術が急速に社会に浸透している中、我々は光学性能、デザイン性、耐久性、量産性、コスト効率のバランスを追求し、ユーザーのニーズに応える製品開発を進めています。ARグラスは今後、全ての人に身近で便利な情報ツールへと進化していくことでしょう。」と語っています。
Cellidの成り立ち
Cellidは、次世代デバイスに特化した開発を行い、ARグラス用の最新技術を駆使したウェイブガイドの製造に力を入れています。光学シミュレーション技術を用いて、使用者の目の前に鮮明で自然な情報を提供するため、さまざまな産業に向けたソリューションも提供しています。企業が直面するデジタル課題を乗り越える力を持つ、数少ない企業の一つとして、Cellidは多様な業界でのAR技術の実装を進めていくことを目指しています。
今後もCellidが展開するARグラスに注目が集まることでしょう。未来のビジョンと新たなテクノロジーが融合し、私たちの生活をどう変えるのか、期待が高まります。