大阪ガスがESG情報開示支援クラウド「SmartESG」を導入
大阪ガス株式会社は、2024年10月1日よりシェルパ・アンド・カンパニー株式会社が提供するESG情報開示支援クラウド「SmartESG」の利用を開始します。このクラウドサービスの導入は、大阪ガスのサステナビリティ経営を一層進展させるための重要なステップとなります。
大阪ガスの企業理念と長期ビジョン
大阪ガスは、「暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ」という企業理念を掲げ、2030年を見据えた長期経営ビジョンを策定しています。その中では、「時代を超えて選ばれ続ける革新的なエネルギー&サービスカンパニー」となることが目指されています。特に、ESG(環境・社会・ガバナンス)に関する取り組みは、従来のビジネスモデルを超えた新たな価値を提供するための鍵となっています。
「SmartESG」の役割
新たに導入される「SmartESG」は、企業のESGデータを一元管理し、効果的な分析や改善を実現するためのクラウドサービスです。このシステムは、社内の分散したESG情報を「SmartESGデータベース」として統合し、情報開示に関する業務を効率化します。さらに、「SmartESGワークフロー」を利用することで、外部評価機関や取引先からの情報開示依頼への対応が簡素化されます。
データの集約と評価基準
「SmartESG」のシステムでは、集約されたESGデータを「SmartESGマトリクス」によってマッピングし、各評価機関が求める重要なESG項目の共通性や重要度を明示化します。これにより、大阪ガスは評価基準に基づいた的確なデータ分析を行い、持続可能な発展に貢献することが可能になります。
ベンチマーク機能
さらに「SmartESG」には、業界内でのベンチマークとして機能する「SmartESGベンチマーク」が搭載されており、他社の開示ベストプラクティスを把握することができます。これにより、大阪ガスは自社のESG評価を市場で向上させるための具体的な戦略を形成できるのです。
シェルパの支援
シェルパ・アンド・カンパニー株式会社は、「SmartESG」によって大阪ガスのサステナビリティ経営の高度化に寄与することを目指しています。この連携により、ESG情報の透明性と開示の質が向上し、社会全体における持続可能性の向上に寄与します。
会社概要
シェルパ・アンド・カンパニーは、2019年に設立され、ESG情報開示支援クラウド「SmartESG」の開発と提供、ESGメディアの運営、専門コンサルティングサービスなど多岐にわたる事業を展開しています。これらの取り組みは、現代の企業に不可欠なESG経営の実現を支援するものです。
今後もこのような取り組みを通じて、大阪ガスとシェルパは共に持続可能な社会の創造に貢献していくことが期待されています。