院内搬送プロジェクトの進化
東京女子医科大学病院では、未来の医療環境を創るため、大胆な取り組みとして院内搬送プロジェクトが展開されています。このプロジェクトの核心に位置するのが、株式会社ビー・アンド・プラスが導入したワイヤレス充電技術です。この技術は、電動車椅子の自動運行と連携し、効率的な患者搬送を実現しようとしています。
自動運用を追求する背景
医療現場において、患者の移動は非常に重要な要素ですが、同時に負担も大きいのが現実です。特に、院内での移動は患者本人やスタッフにとってもストレスになることが少なくありません。そこで、東京女子医科大学病院は自動化を取り入れることを決断しました。このプロジェクトでは、患者が電動車椅子に乗ると、必要な場所へ自動的に移動し、その後はすぐに元の位置に戻るといった流れを成り立たせています。
WHILL CR2を活用した新しい移動体験
プロジェクトで使用される電動車椅子は「WHILL CR2」です。この車椅子は、自動走行が可能であり、特に院内の渡り廊下(約150m)での高効率な移動を実現しています。これにより、患者が早く便利に移動できるだけでなく、スタッフの負担軽減にもつながっています。
ワイヤレス充電の導入とその技術
この院内搬送プロジェクトで特に注目されるのが、ワイヤレス充電です。WHILL CR2に追加のバッテリーを取り付け、これを600Wのワイヤレス充電で非接触に充電する仕組みが採用されました。これにより、待機中でも自動的に充電が行われ、継続的に運用できる環境が整います。
充電ステーションではばね機構が使用されており、車椅子が停止する位置のズレを吸収できるため、どんな自動走行でも確実に充電が始まる仕組みとされています。この技術により、充電作業が人手を介さない形で行われ、効率的な運用が維持されています。
連続運用の実現
プロジェクトの運用面についても注目が集まります。運用者や患者は、渡り廊下の両端に設置されたタブレットから車椅子を呼び出すことができ、WHILL CR2は自動で指定された位置へ移動します。患者が乗車し、目的地に到着すると、車椅子は自動で待機位置に戻り、その後充電ステーションに向かって再び自動移動を開始します。この一連の流れにより、手動での充電作業は不要となり、常に搬送が可能な状態が保たれるのです。
今後の展望と実施時期
この画期的なプロジェクトは、2026年4月頃から本格的な運用を予定しています。これによって、さらなる医療現場の効率化と患者様へのサービス向上が期待されています。既に実機による現場検証が行われており、それに基づいたフィードバックが重要視されています。
このようなワイヤレス充電技術を用いた自動化の取り組みは、医療の現場において新たな可能性を切り拓くことでしょう。興味のある方は、株式会社ビー・アンド・プラスにお問い合わせください。