デジタル技術で支援技術の未来を拓く
2024年10月23日(水)に、東京の日本マイクロソフト株式会社品川オフィスにて「Japan AT フォーラム2024」が開催されます。このフォーラムは、熊本高等専門学校をはじめとするさまざまな機関が主催し、これまでの歴史を持つ重要なイベントです。
フォーラムの背景と目的
このイベントの背景には、SDGs(持続可能な開発目標)や、日本政府による「共生社会の実現」の取り組みがあります。日本には約1000万人の障害を持つ方々が生活しており、その社会参加や生活の質の向上が求められています。特に、支援技術(Assistive Technology、AT)の進展は、障害者がより良い生活を送るための大きな助けとなります。
フォーラムは、支援技術の利用者、支援者、研究者が集まり、最新の技術情報の共有や交流を深める場を提供します。もともと2014年に始まったこのイベントは、これまでに計10回が開催され、ほぼ毎年積み重ねられ、進化を続けてきました。今回もハイブリッド形式で行われ、現地参加者だけでなく、オンライン参加者ともつながります。
開催概要とプログラム
フォーラムは、実際の発表やデモ展示を通じて、支援技術に関連する研究成果を発表します。特に、基調講演には、日本マイクロソフト株式会社の千葉慎二氏が「アクセシビリティを支えるマイクロソフトのテクノロジー」と題した講演を行います。また、同協会の代表理事である小野雄次郎氏が、DAAの活動を紹介します。
その後、参加者は様々な研究発表を聞くことができ、午後には特別支援教育におけるデジタルアクセシビリティに関する講演が予定されています。
イベントは以下のようなスケジュールで進行されます:
午前の部
- - 10:30 受付開始
- - 11:00 開会式
- - 11:10 基調講演
- - 12:00 昼食休憩と意見交換会
午後の部
- - 13:00 研究成果発表
- - 15:30 基調講演
- - 16:00 講評
- - 16:15 閉会式
参加方法と申し込み
参加希望の方は、事前に申し込みが必要です。対面での参加の場合、入場登録が求められ、飛び込みでの参加は認められません。オンライン参加者には、前日までに参加URLが通知されます。
申込フォームは以下のリンクからアクセスできます:
参加申し込みフォーム
申込締切は、発表申込が9月12日、論文提出が9月24日、参加申込が10月4日です。
熊本高等専門学校について
熊本高等専門学校は、1970年設立の八代工業高等学校と、1943年設立の熊本無線電信講習所が統合されて設立されました。6つの学科と2つの専攻があり、地域社会への貢献を目指す国際的な高等教育機関として発展を続けています。
詳細情報
フォーラムは、支援技術の未来を共に考える場として、多くの方々のご参加をお待ちしています。