武蔵野大学とモンゴル国立教育大学が実施した国際交流プログラムの意義
交流の背景
武蔵野大学(東京都江東区)人間科学部の社会福祉学科は、6月8日から9日にかけて、モンゴル国立教育大学の学生と教員13名を武蔵野キャンパスに迎え、児童分野におけるソーシャルワークをテーマにした国際交流プログラムを開催しました。このプログラムは、国際的な視点からソーシャルワークを学ぶ重要な機会として位置づけられています。
実施内容
1日目は、本学科の教員が企画したフィールドツアーに参加し、社会福祉協議会や児童養護施設への訪問が行われました。2日目には、学生間の交流ワークショップや、両国の教職員によるスクールソーシャルワークに関する意見交換が行われました。このように、多様な内容のプログラムが用意され、参加者たちは日本とモンゴルの教育・福祉システムの違いや共通点を学びました。
交流ワークショップの様子
交流ワークショップでは、モンゴル国立教育大学の教員から同大学についての説明が行われ、その後、日本とモンゴルの学生が「こどもが安心して育つために大切なこと」や「こどもが困ったとき、誰がどのように支えるか」というテーマで意見を交換しました。特に、子どもを取り巻く課題や支援の方法について、非常に活発な議論が展開され、各国の社会福祉制度や教育制度の違いを理解し合う貴重な機会となりました。
スクールソーシャルワークにおける意見交換
次に、教職員間でのスクールソーシャルワークに関する意見交換が行われました。「日本におけるスクールソーシャルワークの実践」をテーマにしたこのセッションでは、日本のSSW制度の発展や学校現場でのサポート体制について説明があり、具体的な実践事例も紹介されました。モンゴル教育大学の教員からは、SSWに関する法制度や配置状況について多くの質問が寄せられ、さらに理解が深まりました。
日本とモンゴルの視点を共有
続くレクチャーでは、モンゴルにおける児童支援のソーシャルワーク専門職の育成について講義が行われました。その後、社会的養護とスクールソーシャルワークに関するテーマでの意見交換も行われました。参加した学生たちは、モンゴルの子どもたちの現状に対して多くの質問を投げかけ、理解を深めていきました。
教員のコメント
プログラムを統括した社会福祉学科の櫻井真一講師は、モンゴル国立教育大学との交流を通じて、「一人ひとりの生活や尊厳を大切にするソーシャルワークの理念の普遍性を実感した」と語っています。また、プログラムの実施には多くの支援があり、この場を借りて謝辞を述べました。今後も両大学の交流を発展させ、教育・研究の充実を図りたいとの意向も表明されています。
まとめ
武蔵野大学とモンゴル国立教育大学の交流プログラムは、学生たちにとって国際的な視点から福祉や教育について考える貴重な機会となりました。両国の理念や視点を共有することで、未来のソーシャルワーカーとして必要な知識と経験を積むことができるでしょう。今後のさらなる交流活動に期待が寄せられます。