2024年10月12日と13日の二日間、名古屋の円頓寺商店街と那古野地区で「全国まちづくり会議2024」が開催されます。今回のテーマは「ナゴヤのまちづくりの行方」であり、名古屋で初めて開催されるこのイベントは、草の根のまちづくり団体や専門家、行政、研究者などが一堂に会し、全国各地の活動を共有する貴重な機会です。
全国まちづくり会議は、2005年から始まった交流イベントで、国内各地でのまちづくりの状況や成果を参加者が語り合う場となっています。19回目を迎える今回も、テーマ別に分かれたセッションやまち歩き、パネルディスカッションなど多彩な企画が用意されています。
開催場所となる円頓寺商店街は、名古屋の歴史を感じるエリアで、商店主や地域住民とともに新たなまちづくりを実現すべく、さまざまな活動が行われています。82の店舗が立ち並ぶこの商店街でのイベントは、地域との結びつきを深める大きな一歩になることでしょう。
オープニングセッション1では、ナゴヤにおける都市計画の本質を知りつくした専門家たちが呼ばれ、過去に実施された計画を振り返りながら新たな展望を語ります。具体的には、東京大学の村山顕人教授や名古屋市の坂本敏彦局長が登壇し、今後のまちづくりのビジョンを描かれます。
続くオープニングセッション2では、多様なまちづくり団体が一堂に会し、地域主体の取り組みと官民連携によるエリア再生の模様を報告します。このセッションは、参加者同士で意見交換し、実践的な考えを持ち帰る重要な場となります。
また、まちづくりに関心がある学生たちによる活動を募集した「建築・まちづくり学生活動コンペ」も行われ、優秀な作品には表彰が行われます。そして、参加者が地域をより深く理解できるように、まち歩きのプログラムも用意されています。特に、名古屋市内の異なるエリアで行われるまち歩きは、実際の地域の魅力を体感する良いチャンスです。
この二日間のイベントは、名古屋のまちづくりの未来についてだけでなく、全国的な視点からも貴重な情報交換とインスピレーションを得る良い機会です。参加者は自らの知見を広げ、地域コミュニティの力を再評価する絶好のチャンスです。
参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。興味がある方は、公式ウェブサイトで詳細を確認し、ぜひこの機会に名古屋での熱い討論と交流に参加してみてください。あなたの参加が、未来の街づくりに向けた第一歩となるかもしれません。