高須克弥、全身ガンと闘いながらの新作発表
全身ガンで闘病中の高須克弥氏が、6年ぶりに新刊『高須の遺言』を発表しました。本書は、1945年の戦争の時代に防空壕の中で生まれ、美容医療の道を切り拓いてきた彼の集大成と言える作品に仕上がっています。高須氏は、約11年に及ぶ闘病生活を経て、最後の筆を執りました。
波乱万丈な人生の振り返り
高須氏は、100億円という巨額の借金を背負い、事業の阻害や仲間の裏切りといった多くの試練を経験しました。しかしそれと同時に、周防郁雄氏や郷ひろみ氏などの著名人との交流や、妻である高須シヅ氏、現在のパートナーである西原理恵子氏との出会いを自身の体験を通じて語ります。
本書では、2020年に起こった『愛知県知事リコール署名偽造事件』についても取り上げています。高須氏は当時の河村たかし市長との関係を明かし、その真相を包み隠さず語っています。
著書に込めた思い
「この間、病院で検査をしたらガンが見つかったが、死ぬことに怖れはない」と高須氏はコメントします。彼にとって、これまでの人生はすべて必然であり、ガンという病気さえも自然なことだと捉えています。
高須氏は「80年の人生を経て、後世に残したい言葉を見つけた」とし、本書を通してそれを伝えたいとの思いを語ります。
幅広い知識と経歴を持つ高須氏
1945年に愛知県で生まれた高須氏は、医学部を卒業後、美容外科のみならず、整形外科や形成外科の分野でも業績を残しました。また紀藤正幸氏との共同研究で美容医療における新たな試みを行い、業界内でも高く評価されています。
高須クリニックは1976年に開設し、現在は東京、名古屋、大阪、神奈川に不動の地位を築いています。また、高須氏はタレントや文筆家としても活動し、多才な一面を見せています。
書籍詳細
『高須の遺言』は講談社から2025年10月8日に発売予定で、価格は1650円(税込)です。全国の書店やネット書店で予約が受け付けられています。高須氏が自身の人生を振り返り、深く考え抜いた言葉が詰まったこの書籍は、多くの人々に感銘を与えることでしょう。
本書を通じて伝えたいこと
高須氏は、波乱に満ちた自身の人生を振り返り、逃げることなく向き合ったことを語ります。この本は、彼が医師としてだけでなく、一人の人間として生きてきた証でもあります。人生の真の意味を探し続けた高須氏が、亡き後も多くの人に影響を与え続けるでしょう。