体験の機会を通じた海洋環境教育の重要性
令和7年度の教育プログラムの一環として、YMCA阿南国際海洋センターで行われる「海の問題を自分事化するための海洋環境教育」に関するリーダー養成研修が発表されました。この研修は、環境省の主催で文部科学省の協力を得て実施されます。
研修の目的と内容
本研修では、教職員や地域の活動に関心がある住民に向けて、海洋環境に関するさまざまな問題を学ぶことができるプログラムが用意されています。具体的には、海洋ごみや温暖化による生態系への影響をテーマにした内容となっており、参加者は実際にシーカヤックを体験しながら、海の素晴らしさを体感することができます。こうした体験を通じて、未来の環境教育をリードできる人材を育成することがこの研修の大きな目標です。
自然と向き合いながら学ぶ
研修は2025年の6月29日の日曜日、徳島県阿南市のYMCA阿南国際海洋センターで行われます。自然の中で風や波、潮流に触れ、参加者は直接的に自然と向き合う機会を得ることができます。この体験を通じて、環境問題への意識を高めることが期待されています。
多様な参加者の交流の場
さらに、この研修は環境教育や地域づくりに興味を持つ参加者が集まり、交流する場でもあります。環境に関するネットワークを構築し、持続可能な社会づくりに向けた新たな協働の形を育んでいくことが重要です。
詳細情報
この研修では、シーカヤック体験を含む体験プログラムや、「学校とつながるためのワンポイントアドバイス」の講義、グループワークなど、多彩なプログラムが準備されています。特に講義は全国小中学校環境教育研究会の顧問である棚橋 乾氏からの指導を受けることができ、今後の教育現場に即した実践的な視点が得られる貴重な機会です。
研修への申し込みは、環境省の公式ホームページにて募集されており、詳細な活動内容や「体験の機会の場」に関する情報も確認できます。興味を持たれた方は、この機会に参加を検討してみてはいかがでしょうか。
大海原とともに学びを深め、環境問題に対する探究心を掻き立てることが、新たな知の扉を開ける第一歩となるでしょう。